タスマニア島の野生ペンギン観察完全ガイド|見られる場所・時期・ツアー・注意点

タスマニア島の海岸では、世界最小のペンギン、リトルペンギン(Little Penguin)が野生のまま暮らしています。日中は海で小魚やイカを追い、日没後になると小さな群れで海岸へ戻り、砂丘や岩場の巣穴へ向かいます。

野生のペンギンを比較的見やすい場所は、東海岸のビシェノ、北部のローヘッド、北西部のバーニー、リリコ・ビーチ、スタンリーです。ビシェノとローヘッドは有料のガイドツアー、バーニーとリリコ・ビーチは季節限定の無料ガイド、スタンリーは赤色照明付きの観察台から自分で見る形式です。

初めてなら、観察区域が整備され、赤色ライトと案内が用意されるビシェノ・ペンギン・ツアーズ(Bicheno Penguin Tours)またはローヘッド・ペンギン・ツアーズ(Low Head Penguin Tours)が安心です。

無料観察地でもペンギンは野生動物です。通常の懐中電灯、スマートフォンのライト、フラッシュ撮影、大声、巣穴への接近は禁物です。人の気配を感じると、ペンギンは海から上がれず、巣で待つヒナに餌を届けられなくなることがあります。

観察できる数は季節、海況、餌の状況、天候で変わります。繁殖活動が盛んな9月~2月頃は陸上での動きが多くなりますが、ガイドツアーの一部は一年を通して催行しています。

この記事では、日本から訪れる旅行者向けに、ペンギンを見られる場所、見頃の時期、2026年のツアー料金、到着時間、撮影ルール、子ども・シニア旅行、夜間運転の注意、モデル日程まで詳しくまとめます。

タスマニア島のリトルペンギンとは?

リトルペンギンの学名はユーディプチュラ・マイナー(Eudyptula minor)です。

成鳥は体重約1キロ、体長はおよそ30~40センチ。背中は黒ではなく青みがかった灰色で、オーストラリアではフェアリー・ペンギン、ニュージーランドではブルー・ペンギンと呼ばれることもあります。

タスマニア州政府によると、オーストラリアのリトルペンギンの大部分はタスマニア州に生息しています。

日中は海で小魚、イカ、オキアミなどを食べ、夕方になると沖合で仲間と集まり、暗くなってから海岸へ上がります。

多くの個体は、日没後1時間ほどの間に小さな群れで戻ります。

巣は砂丘や海岸植生の下に掘られた長さ60~80センチほどの巣穴、岩の隙間、建物の下などに作られます。

和名リトルペンギン/コガタペンギン
学名Eudyptula minor
体長約30~40cm
体重約1kg
主な食べ物小魚、イカ、オキアミ
海岸へ戻る時間日没後から暗くなった頃
主な繁殖活動冬から夏、場所と年により変動

動物園ではなく、生活場所へお邪魔する観察

海から戻るペンギンにとって、観察者は大きな捕食者のように見えます。静かに待ち、進路を空け、ペンギンから近づいてきても触らないことが大切です。

見られる時期と時間

リトルペンギンは一年を通してタスマニア周辺に生息しています。

ただし、陸上へ戻る個体数と観察しやすさは季節で変わります。

繁殖期には巣作り、抱卵、ヒナへの給餌で頻繁に陸へ戻り、換羽期には海へ出ずに巣の近くで過ごす個体が増えます。

9~2月:繁殖・子育て

一般旅行者がペンギンの活動を見やすいのは、9月頃から2月頃です。

巣の準備、求愛、抱卵、ヒナの成長など、時期によって異なる行動が見られます。

卵は年や場所によって早ければ5月、遅ければ12月頃まで見つかることがあり、繁殖時期は一律ではありません。

ローヘッドでは11~2月に100~200羽、3~10月は10~100羽程度が海岸へ戻る目安として案内されています。

バーニーの無料ガイドは10月1日~3月31日、リリコ・ビーチは通常9月~4月です。

2~3月:換羽

換羽では古い羽が一度に抜け、新しい防水性のある羽へ生え変わります。

換羽中は海へ入れないため、その前に体重を増やし、巣穴や陸上で過ごします。

ビシェノでは2月頃が換羽の時期として案内され、海から上がる列より、巣の近くにいる個体を見る機会が増えることがあります。

換羽中のペンギンは体力を消耗しているため、近づいたり移動させたりしないでください。

4~8月:静かな季節

冬もビシェノとローヘッドのツアーは基本的に催行されます。

繁殖期より数が少ない日がありますが、観光客も少なく、落ち着いて観察できる利点があります。

ビシェノでは2~8月を冬季料金、9~1月を繁殖期料金として分けています。

冬の海岸は非常に冷え、風が強いので、防寒具をしっかり用意してください。

日没後の到着時間

ペンギンは明るいうちに海岸へ上がると捕食者に狙われやすいため、最後の光が消える頃を待ちます。

夏は日没が遅く、ツアー開始が20時30分~21時頃になることがあります。

冬は17時~18時頃に始まります。

予約確認書の時刻は目安で、天候と日没時刻により変更されることがあります。

有料ツアーでは当日に正確な集合時刻を再確認してください。

観察数が毎日違う理由

ペンギンは野生動物なので、ツアーに参加しても頭数は保証されません。

海の餌、波、風、繁殖の段階、換羽、海水温などで、陸へ戻る個体数が変わります。

荒天だから必ず少ない、晴天だから必ず多いとも限りません。

特定の頭数やヒナだけを期待せず、海から巣へ戻る行動全体を観察するつもりで参加してください。

リトルペンギンの一年

時期の目安主な行動旅行者の見どころ
5~8月巣の準備、繁殖開始静かな観察、早い日没
9~12月抱卵、孵化、ヒナへの給餌陸上活動が増える
1~2月ヒナの巣立ち、遅い繁殖個体夏の遅い時間の観察
2~3月頃換羽陸上に長く留まる個体
通年海で採餌、巣穴の利用場所により観察可能

観察場所の選び方

場所方式おすすめ時期主な特徴
ビシェノ有料ガイド通年東海岸の定番。私有保護区で約70分。
ローヘッド有料ガイド通年ローンセストンから行きやすく、車椅子対応。
バーニー無料ガイド10~3月市中心部から歩ける。毎晩ボランティアが案内。
リリコ・ビーチ無料ガイド9~4月デボンポートの西約10分。寄付歓迎。
スタンリー無料・自分で観察繁殖期中心赤色照明付き観察台。ザ・ナット近く。
ブルーニー・ネック自分で観察季節による海鳥の繁殖地。初心者にはガイド地を推奨。

ホバートだけに滞在し、レンタカーを使わない旅行では、野生ペンギン観察は簡単ではありません。

東海岸を回るならビシェノ、ローンセストン滞在ならローヘッド、北西部ドライブならバーニーとリリコ・ビーチが使いやすい選択です。

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詳細・お申込み

 

ビシェノ・ペンギン・ツアーズ

ビシェノはタスマニア東海岸にある海辺の町で、フレシネ国立公園とベイ・オブ・ファイアーズの中間にあります。

ビシェノ・ペンギン・ツアーズは、一般の海岸ではなく、保護・管理された私有の繁殖地へ少人数のグループで入るツアーです。

ガイドが赤色照明を使い、海から上がったペンギンが巣穴へ向かう様子を案内します。

毎日催行が基本ですが、クリスマス当日と大晦日は休業です。

予約は必須と案内されています。

2026年の料金

時期大人子ども(4~14歳)0~3歳
2~8月・冬季AU$56AU$27無料
9~1月・繁殖期AU$76AU$32無料

料金は2026年8月時点の公式オンライン予約表示です。

予約日、特別営業、団体条件で変わる場合があるため、決済画面の表示額を最終料金として確認してください。

開始時刻と所要時間

所要時間は約70分です。

冬季は17時~19時30分頃、繁殖期は19時30分~21時30分頃の範囲で、日没に合わせて出発します。

同じ月でも日付により時刻が変わります。

遅刻するとペンギンの動線と他の参加者に影響するため、集合時刻より早めに受付してください。

アクセスと宿泊

ビシェノはホバートから車で約2時間30分、ローンセストンから約2時間が目安です。

ツアー終了後は暗くなり、町の外へ出る道路ではワラビー、ポッサム、タスマニアデビルなどが動き始めます。

観察後にホバートへ戻るより、ビシェノへ1泊する方が安全で、旅程にも余裕ができます。

フレシネ国立公園を訪れた日の夜に組み合わせる場合も、運転疲れを考えて早めにビシェノへ移動してください。

予約時の注意

  • 日付ごとに集合時刻を確認する
  • 乳幼児を含む全参加者を予約へ入れる
  • 歩行や寒さに不安があれば事前に相談する
  • フラッシュ、通常の懐中電灯を使わない
  • 雨でも催行される場合に備える
  • 終了後はビシェノ泊を検討する

私有地の繁殖地へ入るため、予約なしで集合場所へ行っても参加できない場合があります。

ローヘッド・ペンギン・ツアーズ

ローヘッドは、ローンセストンの北、テイマー川河口の東岸にある海辺の町です。

ローヘッド・ペンギン・ツアーズは、コースタル・リザーブの観察台からペンギンを案内する毎晩催行のツアーです。

海岸を見下ろす観察場所までは、集合場所から緩やかな約3分の徒歩です。

ツアーは日没後に始まり、所要は最大約1時間です。

2026年の料金

区分料金
大人AU$50
子どもAU$25
シニア・コンセッションAU$40
大人2人+子ども2人AU$140
大人2人+子ども3人AU$160
大人2人+子ども4人AU$170

料金は2026年8月時点の公式案内です。

ローンセストン市内からの送迎付きプランは別会社が運行し、追加料金がかかります。

季節ごとの観察数

公式案内では、11~2月は一晩に100~200羽、3~10月は10~100羽が戻る目安とされています。

これは平均的な目安であり、実際の数は毎晩変わります。

繁殖期の多さを優先するなら11~2月、早い時間と落ち着いた雰囲気を重視するなら冬も選択肢です。

ローンセストンからの行き方

ローヘッドはローンセストン中心部から車で約45~55分です。

ジョージタウンからは北へ約5キロです。

レンタカーがない場合は、ローンセストンの宿泊施設から往復送迎付きの夜ツアーを利用できます。

送迎を含む場合は全体で約3時間30分を見込んでください。

自分で運転する場合、ツアー終了後の道路では野生動物に注意します。

車椅子・子ども連れ

観察エリアは車椅子で利用できると案内されています。

海岸は風が強く、夏でも夜は冷えるため、子どもには厚手の上着を用意してください。

自撮り棒、三脚、個人の懐中電灯は持ち込まず、ガイドが用意するペンギンに影響の少ないライトを使います。

バーニー・ペンギン観察センター

バーニーのリトル・ペンギン観察センター(Little Penguin Observation Centre)は、市中心部から海沿いのボードウォークで歩ける無料観察地です。

パーソネージ・ポイントの観察台は平坦で、車椅子や子ども連れでも利用しやすくなっています。

フレンズ・オブ・バーニー・ペンギンズのボランティアが、10月1日~3月31日の毎晩、日没時に案内します。

雨や風の日も基本的に活動するため、防寒・防水対策が必要です。

料金は無料ですが、保護活動への寄付が歓迎されています。

観察台では赤色ライトが使われ、ガイドが繁殖、ヒナ、換羽、保護活動について説明します。

場所バーニー海岸・パーソネージ・ポイント
ガイド期間10月1日~3月31日
時間日没頃
料金無料・寄付歓迎
予約通常不要
バリアフリー平坦な観察台、車椅子対応

日中に巣穴の近くでヒナが見える場合でも、柵を越えたり、巣穴をのぞき込んだりしないでください。

リリコ・ビーチ

リリコ・ビーチ(Lillico Beach)は、デボンポート中心部から西へ車で約10分の小石の海岸です。

観察台から海岸へ戻るリトルペンギンを見ることができます。

通常9月~4月には、フレンズ・オブ・リリコ・ペンギンズのボランティアが毎晩案内します。

観察は無料で、寄付が歓迎されています。

ガイドが赤色ライトを用意するため、旅行者は懐中電灯を使いません。

デボンポートから車で約10分
案内期間通常9~4月
料金無料・寄付歓迎
設備観察台、駐車スペース
撮影フラッシュ禁止

スピリット・オブ・タスマニアでデボンポートへ到着する旅行者にも立ち寄りやすい場所ですが、夜の船の到着・出発時刻と組み合わせる場合は余裕を持ってください。

スタンリー・ゴッドフリーズ・ビーチ

スタンリーのゴッドフリーズ・ビーチ(Godfreys Beach)には、リトルペンギンが海から戻る様子を見られる専用観察台があります。

観察台は赤色照明を備え、自分の懐中電灯を使わずに観察できます。

ザ・ナット州立保護区(The Nut State Reserve)の駐車場から、幅約1.2メートル、長さ約440メートルの舗装路でつながっています。

無料で利用できますが、常にガイドがいる施設ではありません。

日没前に場所を確認し、暗くなってから海岸や巣穴の間を歩かないでください。

スタンリーに宿泊し、ザ・ナット、ハイフィールド歴史地区、北西海岸ドライブと組み合わせる人に向いています。

ブルーニー島とその他の生息地

ブルーニー島(Bruny Island)のザ・ネック(The Neck)周辺には、リトルペンギンとショートテール・シアウォーターの繁殖地があります。

日中は展望台から細長い地形を見渡せますが、ペンギンが海から戻るのは暗くなってからです。

ビシェノやローヘッドのような毎晩の専用ガイドツアーではなく、自分でルールを理解して観察する必要があります。

ヒナや巣穴を探して植生へ入る、階段や遊歩道を外れる、白いライトを使う行為は避けてください。

ブルーニー島の日帰り観光では、最終フェリーの時間よりペンギンの上陸が遅くなる季節があります。夜まで滞在するなら島内宿泊が必要です。

南ブルーニー国立公園を訪れる場合は有効なタスマニア国立公園パスが必要です。

ホバート近郊の非整備コロニー

コニンガム自然レクリエーション地域など、タスマニア南東部にもリトルペンギンの生息地があります。

ただし、専用の夜間観察施設や常設ガイドがない場所は、巣穴を踏む、進路を塞ぐ、住民の生活へ影響する危険があります。

初めての旅行者が場所を探して海岸を歩き回るより、設備のある観察地またはガイドツアーを利用してください。

マッコーリー島のペンギンとは別

タスマニア州には、亜南極のマッコーリー島(Macquarie Island)も含まれます。

そこにはキングペンギンなど複数のペンギンが生息しますが、タスマニア本島から簡単に行ける観光地ではありません。

通常は許可を受けた長期探検クルーズで訪れる場所で、本記事のリトルペンギン観察とは別の旅行になります。

有料ツアーと無料観察地の違い

比較有料ガイドツアー無料観察地
代表地ビシェノ、ローヘッドバーニー、リリコ、スタンリー
観察区域管理された繁殖地・観察台公共の海岸・観察台
赤色ライトガイドが管理ボランティアまたは常設照明
解説毎回あり季節・曜日により異なる
予約原則必要通常不要
観察のしやすさ初めてでも分かりやすい待つ場所とルールを自分で確認
費用有料無料、寄付歓迎

初めてのタスマニア旅行、英語でルールを理解するのが不安な人、子ども連れには有料ツアーが安心です。

北西部をドライブし、日程に合わせて気軽に寄りたい人には、バーニー、リリコ・ビーチ、スタンリーが便利です。

無料観察地は無料だから自由に行動できる場所ではありません。ボランティアがいる場合は必ず指示に従い、寄付で保護活動を支援してください。

ペンギン観察のルール

タスマニア州政府の観察ガイドラインでは、ペンギンを驚かせず、海岸から巣穴へ向かう通路を空けることが重視されています。

日没前に観察場所へ入る

暗くなってから海岸を歩くと、海から上がるペンギンの進路を塞ぎます。

無料観察地では明るいうちに駐車場、観察台、帰り道を確認し、日没前に静かに待ちます。

最低3メートル離れる

ガイドのいない場所では、ペンギンから少なくとも3メートル離れ、巣穴への通路を空けます。

ペンギンが自分から近づいてきた場合も、触らず、急に動かず、静かに通り過ぎるのを待ちます。

暗い服装で静かに待つ

明るい服や空を背景にした人影は、ペンギンからよく見えます。

暗めの上着を着て、会話を控え、立ったり座ったりする動きを減らしてください。

巣穴と植生へ入らない

巣穴は砂丘、草の下、岩の間にあり、暗闇では見えません。

海岸植生やロープの内側へ入ると、巣穴を踏み抜く危険があります。

指定された歩道と観察台だけを利用してください。

犬や猫を連れて行かない

犬はリードを付けていても、ペンギンにとって大きな脅威です。

匂いが残ることもほかの犬や捕食動物を引き寄せます。

観察地にはペットを連れて行かず、食べ物のごみも残さないでください。

餌を与えない・触らない

ペンギンは保護された野生動物です。

捕まえる、触る、進路を変えさせる、巣穴をのぞく、餌を与える行為はできません。

写真・動画撮影

フラッシュは禁止

カメラとスマートフォンのフラッシュは必ずオフにしてください。

自動モードでは暗い場所で勝手に発光するため、観察地へ着く前に設定を確認します。

白いライトを使わない

スマートフォンのライト、ヘッドライト、通常の懐中電灯をペンギンへ向けません。

赤色ライトでも、海面やペンギンの目を直接照らさず、ガイドがいる場所では個人のライトを使わないでください。

三脚・自撮り棒を持ち込まない

狭い観察台では、三脚と自撮り棒が通路を塞ぎ、ペンギンやほかの参加者へ危険を与えます。

ローヘッドでは三脚と自撮り棒を使用できません。

写真より観察を優先する

暗い環境では、スマートフォンで鮮明な写真を撮るのは難しいものです。

画面の光を最低まで下げ、連写や大きな操作音を避けてください。

無理に接近せず、目で見る時間を優先する方が満足度は高くなります。

子ども連れ・シニア旅行

子ども連れ

ペンギン観察は暗く、寒く、待ち時間があります。

夏は開始が21時頃になることがあり、小さな子どもには遅い時間です。

冬は開始が早い一方、気温と風への備えが必要です。

子どもが大声を出す、走る、ライトを点ける可能性がある場合は、事前にルールを説明してください。

ビシェノは0~3歳無料ですが、予約人数には含めます。

ベビーカー

砂地や暗い未舗装路ではベビーカーを使いにくい場合があります。

バーニーの観察台は平坦で子ども連れに利用しやすく、ローヘッドは車椅子アクセスが案内されています。

ビシェノでは、予約前にベビーカーと歩行条件を直接確認してください。

シニア旅行

寒さ、暗い足元、長時間の立ち見が負担になります。

平坦なバーニー、ローヘッド、舗装路でつながるスタンリーが比較的利用しやすい場所です。

折り畳み椅子を持ち込めるかは、観察施設へ事前に確認してください。

聴覚・視覚に不安がある場合

予約時に必要な支援を伝え、観察台の位置、段差、照明、解説方法を確認します。

ペンギンは暗い中で動くため、双眼鏡より肉眼の方が見つけやすい場面もあります。

日没後の運転

ペンギン観察後は、タスマニアの野生動物が最も活発になる時間帯です。

ワラビー、ポッサム、ウォンバット、タスマニアデビルなどが道路へ出てきます。

制限速度より低くても、暗い道路で急に動物が現れると止まりきれません。

安全な旅程

  • ビシェノ観察後はビシェノ泊
  • ローヘッド観察後はジョージタウンまたはローンセストン泊
  • バーニー観察後はバーニー泊
  • リリコ観察後はデボンポート泊
  • スタンリー観察後はスタンリー泊

観察後に2~3時間運転して次の町へ移動する計画は避けてください。

対向車がいない場所でもハイビームを適切に使い、道路脇に動物の目が反射していないか確認します。

動物を見つけても急なハンドル操作をせず、安全に減速してください。

服装と持ち物

  • 暗い色の防風・防水ジャケット
  • フリースまたは薄手のダウン
  • 長ズボン
  • つま先を覆う滑りにくい靴
  • 冬は手袋とニット帽
  • 雨具
  • 予約確認書のオフライン保存
  • 必要なら双眼鏡
  • 常用薬
  • 車内用の予備防寒具

海岸は内陸の町より風が強く、夏でも日没後は冷えます。

傘は視界と通路を遮るため、レインジャケットの方が観察に向いています。

個人の懐中電灯は使えない観察地が多いため、持参してもペンギン区域では点灯しません。

モデル日程

ホバート発・東海岸2泊3日

日程モデルプラン
1日目ホバートからオーフォード、スワンシーを経てビシェノへ。夕方にチェックイン。
1日目夜ビシェノ・ペンギン・ツアーズへ参加。ビシェノ泊。
2日目フレシネ国立公園、ワイングラスベイ。ビシェノまたはコールズベイ泊。
3日目ホバートへ戻る、またはベイ・オブ・ファイアーズ方面へ。

ローンセストン発・ローヘッド1泊2日

日程モデルプラン
1日目午後にテイマー・バレーを観光し、ジョージタウンまたはローヘッドへ。
1日目夜ローヘッド・ペンギン・ツアーズへ参加。
2日目ローヘッド海洋博物館、灯台周辺を見てローンセストンへ。

北西海岸3泊4日

日程モデルプラン
1日目デボンポート到着。夜はリリコ・ビーチ、デボンポート泊。
2日目ペンギン観察地を重ねず、シェフィールドやクレイドル・マウンテン方面を観光。
3日目バーニーへ移動。夜は無料ガイド観察、バーニー泊。
4日目スタンリーへ。ザ・ナットと町歩き。夜まで滞在する場合はスタンリー泊。

タスマニア周遊・7泊8日

日程モデルプラン
1~2日目ホバート観光。
3日目フレシネ国立公園、ビシェノ泊。夜にペンギンツアー。
4日目ベイ・オブ・ファイアーズ経由でローンセストンへ。
5日目テイマー・バレー、夜にローヘッドまたはローンセストン泊。
6日目デボンポート、リリコ・ビーチまたはバーニー。
7日目クレイドル・マウンテン。
8日目デボンポートまたはローンセストンから出発。

ペンギン観察を毎晩入れる必要はありません。最も旅程に合う一か所を予約し、ほかは天候と体力に応じて追加してください。

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安全・野生動物保護の注意

観察台と指定歩道を使う

暗い海岸には巣穴、岩、流木、段差があります。

近道をせず、観察台と既存の歩道だけを利用してください。

海岸へ降りない

ペンギンが上がる時間に海岸を歩くと、群れを海へ戻してしまうことがあります。

「もっと近くで見たい」と海岸へ移動せず、決められた場所で待ちます。

海が荒れていても近づかない

ペンギンが上がらないからといって、波打ち際へ探しに行かないでください。

夜の海岸は波、滑る岩、急な潮位変化が危険です。

けがをしたペンギン

弱っている、油で汚れている、けがをしているペンギンを見ても、自分で捕まえたり水へ戻したりしません。

観察地のガイド、レンジャー、地元の野生動物救護機関へ場所と状態を伝えてください。

死骸を動かさない

海岸で死んだペンギンを見つけた場合も、触らず、写真と正確な場所を記録して管理者へ報告します。

野生動物との距離

タスマニア公園野生生物局は、一般の野生動物から最低2メートル離れるよう案内しています。

ペンギン観察ガイドラインでは、ガイドのいない場所で少なくとも3メートル離れ、進路を塞がないことが求められます。

日没後の道路

運転中に動物をはねても、交通上危険な場所では急に停車しません。

安全に停車できる場合のみ状況を確認し、救護機関へ連絡してください。

白いライトを点けると、ペンギンが海から上がれなくなる

フラッシュや懐中電灯は、写真を失敗させるだけでなく、繁殖やヒナへの給餌を妨げます。赤色ライトも自分の判断で照らさず、ガイドまたは施設の照明だけを利用してください。

タスマニアの野生ペンギンに関するよくある質問(FAQ)

タスマニアでは何というペンギンを見られますか?

主にリトルペンギンです。体長約30~40センチ、体重約1キロで、世界最小のペンギンです。

一番おすすめの観察場所はどこですか?

初めてなら、東海岸旅行ではビシェノ、ローンセストン滞在ではローヘッドがおすすめです。どちらもガイド、赤色ライト、管理された観察区域があります。

ペンギンを見やすい時期はいつですか?

繁殖活動が盛んな9~2月頃は陸上での動きが増えます。ただしビシェノとローヘッドでは一年を通してツアーが行われます。

何時に海岸へ上がりますか?

最後の光が消える頃から日没後1時間ほどが中心です。夏は20時30分~21時頃、冬は17時~18時頃に観察が始まります。

無料で見られる場所はありますか?

あります。バーニー、リリコ・ビーチ、スタンリーのゴッドフリーズ・ビーチなどです。バーニーとリリコでは季節中にボランティアが案内し、寄付が歓迎されています。

ビシェノのツアー料金はいくらですか?

2026年8月時点で、2~8月は大人AU$56・4~14歳AU$27、9~1月は大人AU$76・子どもAU$32です。0~3歳は無料です。

フラッシュを使わなければスマートフォンで撮影できますか?

施設のルールで認められる範囲なら可能ですが、画面の明るさを下げ、ライトを点けないでください。暗いため鮮明な写真は難しく、観察を優先するのがおすすめです。

ホバートから日帰りで見に行けますか?

ビシェノはホバートから約2時間30分ですが、ツアー終了後は夜間運転になります。ビシェノへ宿泊する旅程が安全です。

雨の日もツアーは行われますか?

小雨や通常の雨なら催行されることがあります。強風や危険な海況では変更・中止となる場合があるため、当日に運営者の案内を確認してください。

ペンギンを触ることはできますか?

できません。リトルペンギンは保護された野生動物です。少なくとも3メートル離れ、進路を空け、触ったり餌を与えたりしないでください。

タスマニアの野生ペンギンに関する参考情報

まとめ:初めてならビシェノかローヘッドのガイドツアー

タスマニア島では、世界最小のリトルペンギンが海岸へ戻る姿を野生のまま観察できます。

東海岸を旅行するならビシェノ、ローンセストンを拠点にするならローヘッドが、初めての旅行者に分かりやすい選択です。

北西部では、10~3月のバーニー、9~4月のリリコ・ビーチで無料のボランティア案内を利用できます。スタンリーのゴッドフリーズ・ビーチには赤色照明付きの観察台があります。

繁殖活動が盛んな9~2月頃は多くの個体を見られる可能性がありますが、観察数は天候、海況、餌、繁殖段階で毎日変わります。

白いライトとフラッシュを使わず、少なくとも3メートル離れ、海から巣穴へ向かう進路を空けてください。

ツアー終了後の長距離運転は避け、観察場所の近くへ宿泊することが、ペンギンと旅行者の双方にとって安全です。

タスマニアの旅行手配

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タスマニアを知り尽くしたオーストラリア在住のスタッフが対応しておりますので、正確な情報の提供、的確なアドバイス、到着フライトの遅延・欠航など、緊急時の迅速な対応も可能となっています。

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オプショナルツアーと一般的に呼ばれている、日本語ガイドの付く日帰りツアーの他、英語ガイドで行われるツアー、海外現地出発・解散の宿泊を伴う周遊小旅行、マリンスポーツ・乗馬・スカイダイビング等のアクティビティ等も取り扱っています。