オーストラリアのペンギン完全ガイド|野生で会える場所7選・フィリップ島ペンギンパレード
オーストラリアで野生のペンギンを見る――そう聞くと、南極に近い特別な場所まで行かなければならないと思うかもしれません。ところが実際には、メルボルン近郊やタスマニア、西オーストラリア州、カンガルー島など、一般的な旅行ルートの中で野生のペンギンに会える場所があります。
オーストラリア本土とタスマニアで主役になるのは、世界最小のペンギンとして知られるリトルペンギン(Little Penguin/コガタペンギン)です。青みがかった背中と白い腹を持ち、日中は海で魚を追い、日没後に巣へ戻ります。
最も有名なのはビクトリア州フィリップ島のペンギンパレードです。毎晩、海から上がった小さなペンギンたちが砂浜を横切って巣穴へ帰る姿を、専用の観察席とボードウォークから見ることができます。
そのほか、メルボルン市内から行きやすいセント・キルダ、タスマニアのビシェノ、ローヘッド、スタンリー、カンガルー島のペネショー、パース近郊のペンギン島にもリトルペンギンのコロニーがあります。
この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、ペンギンの種類、野生で会える場所、フィリップ島のペンギンパレード、見やすい季節、食べ物、泳ぎ、繁殖、換羽、ヒナ、観察時のルールまで詳しく解説します。
オーストラリアのペンギンとは?
オーストラリア南部で普通に見られる野生のペンギンは、リトルペンギン(Little Penguin)です。学名はEudyptula minor。日本語ではコガタペンギンとも呼ばれます。
南極の氷の上を歩くイメージとは違い、リトルペンギンは砂浜、岩場、海岸の低木地などに巣を作ります。オーストラリア南部の温帯海域に適応した海鳥です。
日中の大部分を海で過ごし、魚などを捕らえます。繁殖期には日没後にコロニーへ帰り、夜明け前に再び海へ出ます。
世界最小のペンギン
体高は最大約40センチ、体重は1キロ弱ほど。18種いるペンギンの中で最も小さく、大人の膝ほどの高さしかありません。
背中は黒ではなく青みがかっている
背中から頭は青灰色から濃い青色、腹側は白色です。英語でLittle Blue Penguinと呼ばれることもあります。
オーストラリア本土で繁殖する唯一のペンギン
リトルペンギンは、オーストラリア本土の海岸で繁殖する唯一のペンギン種です。南極のペンギンとは生活環境が大きく異なります。
ペンギンは「南極だけの鳥」ではない
リトルペンギンは氷の上ではなく、温帯の海岸や島で暮らします。メルボルン市街地に近いセント・キルダにも野生のコロニーがあります。
オーストラリアで見られるペンギンの種類
一般的なオーストラリア旅行で野生観察の対象になるのは、ほぼリトルペンギンです。ただし、オーストラリア領の亜南極地域まで含めると話は変わります。
リトルペンギン
Eudyptula minor。オーストラリア南部とニュージーランドに分布し、ビクトリア州、タスマニア州、南オーストラリア州、西オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州などで繁殖します。
キングペンギン
オーストラリア領マッコーリー島には大規模なキングペンギンのコロニーがあります。一般の都市旅行で訪れる場所ではなく、認可された遠征クルーズなどを利用する特殊な旅行先です。
ロイヤル・ジェンツー・イワトビペンギン
マッコーリー島では、キングペンギンに加えてロイヤルペンギン、ジェンツーペンギン、イワトビペンギンも繁殖しています。
迷鳥として別種が現れることも
オーストラリア本土には、通常の分布域から外れた別種のペンギンがまれに漂着することがあります。弱った個体を見つけても触らず、州の野生動物救護機関へ連絡します。
リトルペンギンの基本情報
| 項目 | 内容 | 旅行者が知っておきたい点 |
|---|---|---|
| 学名 | Eudyptula minor | 世界最小のペンギン |
| 体高 | 最大約40cm | 大人の膝ほどの高さ |
| 体重 | 約1kg弱 | 個体・季節で変動 |
| 食性 | 小魚、イカ、オキアミなど | 日中は海で採食 |
| 活動 | 海上生活が中心 | 日没後に巣へ戻る |
| 保全状況 | IUCN Least Concern | 地域個体群には深刻な減少もある |
生息地と分布
リトルペンギンはオーストラリア南部の沿岸に分布します。ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、タスマニア州、南オーストラリア州、西オーストラリア州南部に繁殖地があります。
大規模な繁殖地の多くは島や人の立ち入りを管理した海岸にあり、キツネや犬など陸上の捕食者を避けられる環境が個体群の維持に重要です。
タスマニアは重要な生息地域
タスマニアの長い海岸線と沖合の島々には多くの繁殖地があり、ビシェノ、ローヘッド、スタンリーなど旅行者が観察できる場所もあります。
ニューサウスウェールズ州本土ではマンリーが重要
シドニー北部マンリーには、ニューサウスウェールズ州本土で唯一のリトルペンギン繁殖個体群があります。ただし絶滅危惧個体群として保護されており、巣を探し回るような観光は避けます。
野生のペンギンを見る方法
最も安全で確実なのは、専用観察施設やガイド付きツアーを利用する方法です。日没前に観察場所へ入り、海から戻るペンギンを待ちます。
ペンギンは暗くなってから上陸するため、一般の海岸でライトを照らしながら探す方法はおすすめできません。光や人の動きで上陸をためらうことがあります。
日没後の帰巣を見る
海上で「ラフト」と呼ばれる集団を作り、暗くなってからまとまって上陸します。砂浜を横切り、それぞれの巣穴へ戻る姿がペンギンパレードです。
ガイド付き観察が安心
野生動物に配慮した照明、立ち位置、歩く場所が決められているため、初めての旅行者ほど公式ツアーや専用施設が利用しやすくなります。
1.フィリップ島
メルボルンから南東へ約140キロのフィリップ島は、オーストラリアで最も有名な野生ペンギン観察地です。
Phillip Island Nature Parksによると、Summerland Peninsulaには約4万羽の繁殖個体が暮らし、世界最大のリトルペンギン・コロニーとなっています。
一年中、日没後に上陸
ペンギンパレードは一年中開催されています。2026年8月時点のGeneral Viewingは大人AU$34から。人気日や学校休暇は売り切れるため、事前予約がおすすめです。
日没後は写真撮影禁止
偶発的なフラッシュや画面の光からペンギンを守るため、ペンギンパレードでは日没後の一般客による写真・動画撮影はできません。
メルボルンから日本語ガイドで参加したい方には、トラベルドンキーの「Mr.ジョンツアー:フィリップ島ペンギンパレード&ワイルドライフパークツアー」も選択肢です。大型バスを使わないアットホームなツアーで、日本語ガイドとともにワイルドライフパークやフィリップ島を巡り、最後にペンギンパレードを見学します。レンタカーで夜道を運転したくない方にも利用しやすい内容です。
催行日、料金、集合場所などは変更される場合があるため、予約ページで最新情報を確認してください。
2.セント・キルダ
メルボルン中心部からトラムで行けるセント・キルダ・ピアにも、リトルペンギンの野生コロニーがあります。
専用Viewing Platformから、日没後に防波堤の巣へ戻るペンギンを観察できます。
無料だが事前予約必須
2026年8月現在、St Kilda Penguin Viewing Experienceは無料ですが予約制です。翌週分のチケットが毎週火曜日10時(AEST)に公開され、早く埋まることがあります。
日没後に2つのセッション
Session 1は日没約30分後、Session 2は約90分後が目安です。メルボルン市内滞在だけで野生ペンギンを見たい旅行者に便利です。
3.ビシェノ
タスマニア東海岸のビシェノは、フレシネ国立公園と組み合わせやすいペンギン観察地です。
Bicheno Penguin Toursでは、長年保全されてきた私有のルーカリーをガイドと歩き、野生のリトルペンギンを観察します。
一年を通じてツアーを催行
2026年8月時点では通年催行で、2~8月は冬季、9~1月は繁殖期として案内されています。開始時刻は日没に合わせて変わります。
繁殖期はコロニーの動きが活発
春から夏は巣作り、抱卵、ヒナへの給餌などが見どころです。野生動物なので毎晩の上陸数は変わります。
4.ローヘッド
ロンセストンから北へ車で約50分、テイマー川河口のローヘッドでも毎晩ガイド付きペンギンツアーが行われています。
毎晩、日没後に催行
Low Head Penguin Toursは一年を通じて日没後に催行され、海から上がって低木の巣へ戻るリトルペンギンを観察します。
11~2月は比較的数が多い
運営会社は11~2月に100~200羽、3~10月には10~100羽ほどが上陸する日があると案内しています。実際の数は海況や季節で変わります。
5.スタンリー
タスマニア北西部のスタンリーでは、The Nutの麓にあるGodfreys Beachでリトルペンギンが繁殖します。
赤色照明付き観察プラットフォーム
Godfreys Beachには赤色照明を備えた専用観察プラットフォームがあり、夜に巣へ戻るリトルペンギンを静かに観察できます。
無料観察でもルールは同じ
巣穴のある岩場へ入らず、白いライトを向けず、ペンギンの海と巣の間の移動ルートを空けてください。
6.ペネショー/カンガルー島
南オーストラリア州カンガルー島のフェリー玄関口ペネショーにも、小規模なリトルペンギン・コロニーがあります。
約60分の夜間ガイドツアー
Penneshaw Penguin Centreでは、野生動物に配慮した赤色ライトを使い、海岸を歩きながらリトルペンギンを探します。
見られない夜もある
運営会社によると繁殖ペアは約15組で、目撃は保証されていません。数を追うより、小さな残存コロニーを静かに観察する体験と考えるのがよいでしょう。
7.ペンギン島/西オーストラリア州
パースから南へ約40分、ロッキンガム沖のPenguin Islandには、西オーストラリア州の重要なリトルペンギン・コロニーがあります。
冬の繁殖期は島全体が閉鎖
島は6月のロングウィークエンド後から10月まで、繁殖期の人為的な影響を減らすため閉鎖されます。フェリーは通常10~6月に運航します。
35℃以上の予報日は夏も閉鎖
12~2月に最高気温35℃以上が予報される日は、ペンギンが海岸で体を冷やせるよう島全体を閉鎖します。旧Penguin Island Discovery Centreも閉館しています。
目的別・観察場所の選び方
初めてで確実性を重視するならフィリップ島、メルボルン市内だけで済ませたいならセント・キルダ、タスマニア周遊ならビシェノまたはローヘッド、北西部まで行くならスタンリー、カンガルー島旅行ならペネショーが選びやすいでしょう。
ペンギンだけを目的にしない旅程もおすすめ
フィリップ島ならコアラや海岸景観、ビシェノならフレシネ、ローヘッドならテイマー・バレー、スタンリーならThe Nutというように、昼間の観光と組み合わせると効率的です。
観察しやすい時期・時間
リトルペンギンは一年を通じて海と陸を行き来しますが、フィリップ島では一般に8~2月が繁殖期、2~4月ごろが換羽期です。季節によってコロニーで見られる行動が変わります。
観察時刻は基本的に日没後です。夏は日没が遅く、冬は早いため、予約確認書に記載された集合時刻を優先してください。
体の大きさ・羽毛・見分け方
リトルペンギンは小型ですが、水中生活に適した体のつくりを持っています。
背中は青灰色、腹は白
上から見ると海の暗い色に、下から見ると明るい水面に溶け込みやすい配色で、捕食者や獲物から見つかりにくくなります。
翼はフリッパーになっている
空を飛ぶ翼ではなく、水中を飛ぶように泳ぐための硬いフリッパーへ進化しています。
足は体の後方にある
水中では効率よく泳げますが、陸上では体を起こし、左右に揺れながら歩く独特の「よちよち歩き」になります。
雄と雌はよく似ている
外見だけで見分けるのは難しく、雄は平均的に少し重く、くちばしも太くなる傾向があります。
泳ぎ・潜水・海での生活
陸上ではゆっくり歩くリトルペンギンも、海に入ると印象が一変します。生活時間の大部分を海で過ごす優れた潜水鳥です。
最高時速12kmほど
Phillip Island Nature Parksでは、通常は時速2~4kmほどで泳ぎ、最高約12kmに達することがあるとしています。
一日に何千回も潜ることがある
餌を探す日は1,300~2,000回ほど潜り、平均10~30メートルまで潜水します。記録上は72メートルまで潜った例があります。
数週間、海で過ごすこともある
繁殖期以外には数週間海へ出たまま、波の上で休みながら魚を探すことがあります。
寒さ・暑さに耐える仕組み
ペンギンというと寒さ対策ばかり注目されますが、オーストラリアのリトルペンギンには夏の暑さも大きな課題です。
約1万枚の羽毛が体を覆う
密集した羽毛が空気の層を作り、冷たい海水から体を守ります。羽毛表面は水をはじきます。
一年に一度すべての羽を交換
換羽期には古い羽が一気に抜け、新しい防水羽へ入れ替わります。この間は海へ入れないため、事前に体重を増やして陸上で絶食します。
猛暑も大きな脅威
西オーストラリア州Penguin Islandでは、35℃以上が予想される日に島を閉鎖し、ペンギンが人に邪魔されず海岸で体を冷やせるようにしています。
食べ物と狩り
リトルペンギンは肉食性で、沿岸の小型魚、イカ、オキアミ、小型甲殻類などを食べます。地域と季節によって主な獲物が変わります。
小型の群泳魚が中心
アンチョビーやイワシ類など、群れを作る小魚を水中で追います。
海中で丸のみする
獲物を陸へ持ち帰って自分で食べるのではなく、通常は海中で捕らえてそのまま飲み込みます。
ヒナには吐き戻して与える
繁殖期の親鳥は海で餌を捕り、巣に戻ると消化途中の魚などを吐き戻してヒナへ与えます。
繁殖・巣・卵
繁殖時期は地域と海の餌環境によって変わります。フィリップ島では一般に8月から2月ごろに繁殖活動が活発になります。
岩の隙間や地面の巣穴を利用
砂地や柔らかい土に穴を掘るほか、自然の岩の隙間、人が設置した巣箱を利用することもあります。
通常2個の卵を産む
雌は一般に2個の白い卵を産み、雄と雌が交代で抱卵します。
約35日で孵化
Phillip Island Nature Parksでは、抱卵期間を約35日としています。孵化後は両親が協力して餌を運びます。
ヒナの成長と巣立ち
孵化したばかりのヒナは綿羽に覆われ、しばらく親鳥の保護を必要とします。
最初の約2週間は親が巣を守る
片方が海へ餌を取りに行き、もう片方がヒナと巣に残ります。その後は両親とも海へ出る時間が増えます。
約8週間で巣立つ
防水性のある幼鳥羽へ生え替わると、親から泳ぎ方を教わることなく、自分で海へ出て餌を捕る生活を始めます。
若鳥は成鳥より広く移動する
巣立ち後の若鳥は広い海域を移動し、出生コロニーから遠く離れた場所まで行くことがあります。
鳴き声・ペンギンパレードの行動
リトルペンギンのコロニーは意外に賑やかです。低いうなり、甲高い声、縄張りを主張する声などを使い分け、暗闇でも相手を確認します。
海から戻る時は沖で「ラフト」と呼ばれる集団を作り、暗くなってからまとまって岸へ上がります。群れで砂浜を横切るのは、空から狙う捕食者を避ける行動の一つです。
脅威と保全
リトルペンギンは世界全体ではIUCN Least Concernですが、オーストラリア各地の個体群を同じ状況だと考えることはできません。小さなコロニーでは急激な減少が起こることがあります。
キツネ・犬・ネコ
本土の繁殖地では外来捕食者とペットが大きな脅威です。巣のある海岸へ犬を入れないことは基本的な保全対策です。
船・釣り糸・海洋ごみ
船との衝突、釣り糸への絡まり、プラスチックの誤飲など、人間の海上活動も影響します。
海水温と餌の変化
海洋熱波や海水温上昇で魚の分布が変わると、親鳥がヒナへ十分な餌を運べなくなる可能性があります。
マンリーの個体群は特別に保護
ニューサウスウェールズ州本土で唯一のマンリー個体群はEndangered Populationとして管理され、犬、キツネ、船、釣り糸、生息地への人為的な影響を減らす対策が続けられています。
Penguin Islandでは保護対策を強化
西オーストラリア州では、冬季閉鎖の延長、猛暑日の閉鎖、水場の確保、植生回復など、島のペンギンを守る対策が進められています。
観察マナー・写真・ライトの注意
ペンギン観察では「近くで撮ること」より、海と巣を往復する自然な行動を妨げないことが優先されます。場所ごとにルールが異なるため、現地スタッフの案内に従ってください。
フラッシュを使わない
強い光は夜間の視界を奪い、帰巣を妨げます。フィリップ島では日没後の一般客による写真・動画撮影そのものが禁止されています。
白い懐中電灯を向けない
自由観察が認められる場所でも、通常の明るいライトをペンギンへ直接向けません。ガイドツアーでは赤色ライトなどを使用します。
海と巣の間をふさがない
ペンギンの通り道へ立つと、上陸をためらったり海へ戻ったりすることがあります。ボードウォークや指定された観察地点から見ます。
触らない・餌を与えない
弱っているように見えても、野生個体を抱き上げたり魚を与えたりしません。必要があれば専門の救護機関へ連絡します。
犬をコロニーへ近づけない
リード付きでも犬の存在やにおいがペンギンへストレスを与えます。ペット禁止区域を必ず守ってください。
かわいいからこそ距離を取る:ペンギンが歩く方向へ先回りしたり、しゃがんで進路をふさいだり、巣穴をのぞき込んだりしないでください。
オーストラリアのペンギンに関するよくある質問(FAQ)
はい。南部沿岸とタスマニアにはリトルペンギンの野生コロニーがあり、フィリップ島、セント・キルダ、ビシェノなどで観察できます。
本土とタスマニアで一般に繁殖するのはリトルペンギンです。オーストラリア領マッコーリー島にはキング、ロイヤル、ジェンツー、イワトビペンギンも繁殖します。
初めての旅行者には最もおすすめしやすい場所です。約4万羽の繁殖個体が暮らす世界最大のリトルペンギン・コロニーがあり、一年中観察できます。
2026年8月時点では無料ですが、専用Viewing Experienceの事前予約が必要です。翌週分のチケットは毎週火曜日10時AESTに公開されます。
基本的に日没後です。夏と冬で日没時刻が大きく違うため、公式サイトや予約確認書の集合時刻を確認してください。
ペンギンパレードでは日没後の一般客による写真・動画撮影は禁止されています。
最大約40センチ、体重1キロ弱ほどで、世界最小のペンギンです。
フィリップ島など一年中観察できる場所があります。ただし繁殖、換羽、海での採食によって上陸数は季節ごとに変わります。
いいえ。西オーストラリア州Penguin Islandは6月のロングウィークエンド後から10月まで閉鎖され、夏も35℃以上の猛暑が予想される日は臨時閉鎖されます。
小型魚、イカ、オキアミ、小型甲殻類などを食べます。海中で潜水しながら獲物を捕らえます。
触ったり餌や水を与えたりせず、州の公園・野生動物救護機関へ連絡してください。換羽中で陸上に長く留まっているだけの場合もあります。
オーストラリアのペンギンに関する参考情報
- Australian Museum:Little Penguin
- Phillip Island Nature Parks:A Guide to Little Penguins
- Phillip Island Nature Parks:Penguin Parade
- Phillip Island Nature Parks:St Kilda Penguins
- Phillip Island Nature Parks:Penguin Parade Photography
- NSW Environment:Little Penguin
- NSW Saving our Species:Manly Little Penguin
- Bicheno Penguin Tours
- Low Head Penguin Tours
- Tasmania Parks:The Nut / Godfreys Beach
- Penneshaw Penguin Centre
- Explore Parks WA:Penguin Island Conservation Park
- Tasmania Parks:Macquarie Island World Heritage Area
- トラベルドンキー:Mr.ジョンツアー フィリップ島ペンギンパレード&ワイルドライフパークツアー
まとめ:野生のペンギンを見るなら、夜の「帰宅」を静かに待つ
オーストラリア本土とタスマニアで旅行者が見るペンギンの主役は、世界最小のリトルペンギンです。氷の上ではなく、温帯の海岸や島で暮らしています。
最も観察しやすいのはフィリップ島で、約4万羽の繁殖個体が暮らす世界最大のコロニーを専用施設から一年中観察できます。メルボルン市内ならセント・キルダ、タスマニアならビシェノやローヘッドも便利です。
日中は海で餌を取り、日没後に集団で海から上がって巣へ帰ります。繁殖期には卵やヒナを育て、換羽期には古い防水羽を一気に新しい羽へ交換します。
マンリーや西オーストラリア州Penguin Islandのように、地域個体群の保全が大きな課題になっている場所もあります。「世界全体ではLeast Concernだから大丈夫」と考えず、それぞれのコロニーのルールを守ることが大切です。
フラッシュや強いライトを使わず、通り道を空け、触らず、餌を与えず、ペンギンの側から自然に動くのを待つ。それがオーストラリアで野生のペンギンを楽しむ一番の方法です。
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