ロードハウ島観光の完全ガイド|行き方、見どころ、ホテル、ベストシーズン

シドニーから飛行機で約2時間。タスマン海に浮かぶロード・ハウ島(Lord Howe Island)は、青く澄んだラグーン、サンゴ礁、亜熱帯の森、海からそびえる山々が一つの小さな島に凝縮された、オーストラリア屈指の自然観光地です。

島の長さは約11キロ、最も広い所でも約2.8キロ。車で観光地を巡る一般的なリゾート島とは違い、自転車で移動し、ビーチで泳ぎ、森を歩き、夕方にはラグーンへ沈む夕日を眺めるのがロードハウ島らしい過ごし方です。

ロード・ハウ諸島は1982年にユネスコ世界自然遺産へ登録されました。海底火山によって生まれた地形、世界最南端の本格的なサンゴ礁、固有の植物や鳥類、ボールズ・ピラミッドなどが高く評価されています。

一方で、旅行の計画には少し注意が必要です。島内の宿泊者数は一度に400人までに抑えられ、航空便と客室数も限られています。宿泊先を確保せずに航空券だけを先に購入すると、希望日に泊まれないことがあります。

さらに、天候による航空便の変更、島独自のバイオセキュリティ、登山ガイドの事前予約、一般的な都市より限られた飲食店や買い物環境など、離島ならではの事情があります。

この記事では、日本からロードハウ島を訪れる旅行者に向けて、行き方、予約の順序、ベストシーズン、観光スポット、ビーチ、ハイキング、マウント・ガワー登山、海のアクティビティ、ホテル、食事、移動方法、モデル日程まで詳しくご紹介します。

目次:ロードハウ島観光の完全ガイド(クリックで開閉)
  1. ロードハウ島とは?
  2. 世界自然遺産に登録された理由
  3. 日本・シドニーからの行き方
    1. 日本からシドニーへ
    2. シドニーからロードハウ島へ
    3. 航空便の荷物制限
    4. 欠航・遅延への備え
  4. 予約前に知っておきたいこと
    1. 宿泊者は一度に400人まで
    2. 宿泊と航空券を同時に確保
    3. おすすめの滞在日数
    4. 旅行保険
    5. バイオセキュリティ
  5. 気候とベストシーズン
  6. 島内の移動方法
    1. 自転車
    2. レンタカー
    3. 徒歩
    4. 空港送迎
  7. ロードハウ島のビーチ
    1. ラグーン・ビーチ
    2. ネッズ・ビーチ
    3. オールド・セトルメント・ビーチ
    4. ブリンキーズ・ビーチ
    5. ノース・ベイ
  8. ハイキングと展望スポット
    1. マウント・ガワー
    2. マラバー・ヒルとキムズ・ルックアウト
    3. トランジット・ヒル
    4. リトル・アイランド
    5. ゴート・ハウス・ケーブ
  9. 海のアクティビティ
    1. シュノーケリング
    2. グラスボトムボート
    3. ダイビング
    4. ボールズ・ピラミッド
    5. 釣り
    6. カヤック・SUP
  10. そのほかの見どころ
    1. ロードハウ島博物館
    2. バードウォッチング
    3. ロードハウ島ゴルフクラブ
    4. 夕日と星空
  11. ロードハウ島のホテル・宿泊施設
    1. カペラ・ロッジ
    2. パインツリーズ・ロッジ
    3. アラジラ・リトリート
    4. ミルキー・ウェイ
    5. 自炊型アパートメント
  12. 食事、レストラン、買い物
  13. ロードハウ島のモデル日程
  14. 服装、通信、医療、旅行上の注意
  15. ロードハウ島に関するFAQ

ロードハウ島とは?

ロード・ハウ島は、ニューサウスウェールズ州に属するタスマン海の島です。シドニーから北東へ約700キロ、ポート・マッコーリーの東約570キロに位置しています。

島は約700万年前の海底火山活動によって形成されました。現在見えている島や岩礁は、かつて存在した大きな火山島が長い年月をかけて侵食され、海上に残った一部です。

南部には標高875メートルのマウント・ガワーと、標高777メートルのマウント・リドバードがそびえています。西側にはサンゴ礁に守られた穏やかなラグーン、東側には外洋に面したビーチが広がり、短い距離の中でまったく異なる景色を楽しめます。

島の人口は数百人規模です。大規模なホテル、高層建築、ショッピングセンター、信号機はなく、道路の最高速度は25キロに制限されています。

名称ロード・ハウ島(Lord Howe Island)
ニューサウスウェールズ州
場所タスマン海、ポート・マッコーリーの東約570キロ
島の大きさ長さ約11キロ、最大幅約2.8キロ
最高地点マウント・ガワー、標高875メートル
世界遺産登録1982年
宿泊者数一度に最大400人
空港コードLDH

世界自然遺産に登録された理由

ロード・ハウ諸島は1982年、ユネスコ世界自然遺産へ登録されました。

登録地域にはロードハウ島だけでなく、周辺の小島、ボールズ・ピラミッド、サンゴ礁、海域が含まれます。登録面積は約14万6,300ヘクタールです。

評価された主な理由は、火山活動から生まれた劇的な地形、世界最南端の本格的なサンゴ礁、固有種の多さ、海鳥の重要な繁殖地であることです。

飛べない鳥のロードハウ・ウッドヘン、固有のケンチャヤシ、世界最大級のナナフシであるロードハウ・ナナフシなど、島独自の生態系が残されています。

陸地部分の約75%はPermanent Park Preserveとして保護され、周辺海域は海洋公園に指定されています。

自然を「見る場所」ではなく、守りながら滞在する島

靴底の洗浄、動植物を持ち込まないこと、指定された歩道を歩くこと、サンゴへ触れないことなど、旅行者にも環境保護への協力が求められます。

日本・シドニーからロードハウ島への行き方

日本からロードハウ島まで、直接行くことはできますか?
日本からの直行便はありません。シドニーへ入り、国内線でロードハウ島へ向かうのが基本です。

日本からシドニーへ

日本からロードハウ島を訪れる場合は、まずシドニーへ移動します。

国際線からロードハウ島行きの国内線へ同日乗り継ぎすることも可能ですが、別切り航空券の場合は、国際線の遅延、入国審査、荷物の受け取り、ターミナル移動を考える必要があります。

ロードハウ島便は大型幹線より便数が少なく、乗り遅れた場合に同日の代替便がない可能性があります。日本から到着した日はシドニーへ1泊し、翌日に島へ向かう日程が安心です。

シドニーからロードハウ島へ

シドニーからロードハウ島までは、飛行機で約2時間です。

2026年時点では、シドニーとロードハウ島の間を、Qantasのコードシェア便としてSmartLynx Australiaが運航しています。航空会社名、便名、チェックイン場所は変更されることがあるため、予約確認書に記載された運航会社を確認してください。

航空運賃は通常のオーストラリア国内線より高く、繁忙期は早く満席になります。航空券の価格だけを比較するより、希望する宿泊施設が空いている日を先に確認し、往復便と客室を同時に押さえることが重要です。

区間所要時間注意点
日本-シドニー直行便で約9~10時間国際線遅延と入国手続きを考慮。
シドニー-ロードハウ島約2時間便数が限られ、天候の影響を受けやすい。
ロードハウ島空港-宿泊施設車で数分~15分程度多くの宿泊施設が送迎を用意。予約時に確認。

航空便の荷物制限

ロードハウ島路線は小型機で運航されるため、通常の国内線より荷物の扱いに注意が必要です。

Qantasコードシェア便の案内では、受託手荷物は合計23キロですが、1個目は14キロまで、2個目は9キロまでの2個に分ける規定となっています。

機体の重量制限により、2個目の荷物が別便で運ばれる場合があります。薬、着替え、水着、貴重品、最低限の洗面用品は機内持ち込み手荷物へ入れておくと安心です。

ダイビング器材、ゴルフ用品、釣り具などを持参する場合は、予約前に運航会社へ確認してください。

欠航・遅延への備え

ロードハウ島空港は山と海に囲まれ、滑走路も短いため、風や視界などの気象条件で便が遅延・欠航することがあります。

日本帰国便の前日にロードハウ島からシドニーへ戻る日程は、天候次第では余裕がありません。国際線出発の少なくとも1日前、心配な場合は2日前にシドニーへ戻る日程をおすすめします。

欠航時の延泊費、代替航空券、国際線の変更費用を補償する旅行保険を選び、保険会社の「悪天候」「交通機関の欠航」の条件を確認してください。

予約前に知っておきたいこと

宿泊者は一度に400人まで

ロードハウ島では、宿泊施設の認可ベッド数が合計400床に制限されています。

人数制限は自然環境を守るだけでなく、静かな島の雰囲気、道路、電力、水、廃棄物処理など、限られたインフラへの負担を抑える役割があります。

大型クルーズ船の寄港地や、航空券だけで気軽に訪れる日帰り観光地とは異なります。

宿泊と航空券を同時に確保

旅行計画では、まず希望する宿泊施設へ空室を問い合わせ、利用可能な航空便を確認して、双方をほぼ同時に予約します。

特に春から秋、学校休暇、クリスマス、イースター、イベント期間は、数か月以上前から満室になることがあります。

宿泊施設によっては最低宿泊日数、特定曜日の到着・出発、食事付きパッケージ、冬季休業などがあります。

おすすめの滞在日数

初めての旅行なら、最低3泊、できれば4~5泊がおすすめです。

2泊では、到着日と出発日を除くと自由に使えるのは1日だけです。風でボートツアーが中止になったり、雨で登山日が変更になったりすると、希望した体験ができないまま帰ることがあります。

宿泊数向いている旅行注意点
2泊島の雰囲気とビーチを短時間で楽しむ天候変更に対応しにくい。
3泊主なビーチ、軽いハイキング、ボートマウント・ガワー参加時は日程が忙しい。
4~5泊初めての旅行に最適海と山をバランス良く楽しめる。
7泊以上登山、ダイビング、釣り、休養天候に合わせて柔軟に動ける。

旅行保険

離島のため、航空便の欠航、ツアー中止、けが、島外への医療搬送に備えた旅行保険が重要です。

一般的なクレジットカード付帯保険では、航空便の遅延や国内旅行区間が十分に補償されない場合があります。

登山、ダイビング、釣り、レンタサイクルなど、予定するアクティビティが保険対象かも確認してください。

バイオセキュリティ

ロードハウ島には、外来生物や植物病原菌の侵入を防ぐ厳しいバイオセキュリティがあります。

出発前に、トレッキングシューズ、テント用品、バッグ、自転車、釣り具などから土、種、葉、虫を取り除き、清潔な状態にします。

島内の登山口には靴底を消毒する設備があります。面倒に感じても、毎回指示に従ってください。

食べ物を持ち込むことは可能ですが、虫や土が付着していないか確認します。動物や植物を無断で持ち込むことはできません。

定期航空便の航空券には、島の環境保全や廃棄物処理に使われるEnvironment Levyが含まれます。

ロードハウ島では「本土では問題ない物」でも、生態系への危険になることがあります。出発前にLord Howe Island Boardの最新チェックリストを確認してください。

ロードハウ島の気候とベストシーズン

ロードハウ島は亜熱帯海洋性気候で、年間を通じて極端な暑さや寒さが少ない島です。

夏の平均最高気温は25~26℃前後、冬でも19~20℃前後です。雨は一年中降り、特に秋から冬は雨量と雨の日が増えます。

天気が短時間で変わることがあるため、季節を問わず薄手の雨具を持参してください。

平均最高気温平均最低気温平均降水量
1月25.5℃20.8℃100.5mm
2月25.8℃21.1℃101.5mm
3月25.0℃20.2℃126.6mm
4月23.4℃18.2℃144.7mm
5月21.6℃16.5℃150.9mm
6月20.0℃14.8℃164.9mm
7月19.1℃14.0℃146.4mm
8月19.1℃13.6℃112.2mm
9月20.1℃14.7℃110.8mm
10月21.1℃15.8℃101.7mm
11月22.5℃17.5℃114.1mm
12月24.2℃19.4℃102.0mm

データ:オーストラリア政府気象局 Lord Howe Island Aeroの長期平均

10月~4月:海のアクティビティに適した時期

気温と水温が高く、シュノーケリング、海水浴、カヤックを楽しみやすい時期です。

12月から1月は学校休暇と重なり、航空券と宿泊費が高くなりやすいため、早めの予約が必要です。

3月~5月:気候と海のバランスが良い

真夏の繁忙期が落ち着き、海はまだ暖かく、ハイキングもしやすくなります。ロードハウ島を初めて訪れる人に人気の季節です。

6月~8月:静かな冬

日中は穏やかですが、朝晩は冷え、風や雨の日が増えます。宿泊施設や飲食店が冬季休業する場合があります。

海に入る場合はウェットスーツがあると快適です。ハイキング中心で静かに過ごしたい人には魅力的な時期です。

9月~11月:花、鳥、ハイキング

春は気温が上がり、島の植物や鳥の活動が活発になります。水温は真夏より低いため、海と山の両方を楽しむ場合は防寒も準備します。

ロードハウ島内の移動方法

自転車

ロードハウ島で最も便利な移動手段は自転車です。

島の主要な道路は比較的平坦で、宿泊施設、ビーチ、飲食店、登山口を自転車で移動できます。島内には複数のレンタサイクル店があり、一部の宿泊施設では自転車が料金に含まれます。

自転車と電動自転車にも最高速度25キロが適用され、ヘルメットの着用が必要です。夜間は前後のライトを使用してください。

レンタカー

高齢者、小さな子ども連れ、荷物が多い場合はレンタカーが便利です。

台数が限られるため、繁忙期は宿泊と一緒に予約してください。島内の道路は狭く、歩行者、自転車、野鳥が多いため、ゆっくり運転します。

徒歩

中心部の宿泊施設からネッズ・ビーチ、博物館、店、飲食店は徒歩圏内です。

街灯が少ないため、夕食後に歩く時は小型の懐中電灯またはヘッドライトを持参してください。

空港送迎

多くの宿泊施設が、定期便に合わせて空港送迎を行います。

到着時に宿泊施設のスタッフが空港で迎え、島の施設や道路を簡単に案内してくれることもあります。送迎の有無と料金は予約時に確認してください。

移動方法向いている人注意点
自転車一般的な観光、カップル、1人旅ヘルメット必須。雨天と夜間に注意。
電動自転車坂道や長距離が不安な人台数が限られるため予約推奨。
レンタカー家族、高齢者、荷物が多い人最高速度25キロ。台数限定。
徒歩中心部、近隣ビーチ夜間はライトを持参。

ロードハウ島のビーチ

ラグーン・ビーチ

島の西側に広がるラグーン・ビーチは、サンゴ礁に守られた穏やかな海と、マウント・ガワー、マウント・リドバードの景色を楽しめる代表的なビーチです。

海水浴、カヤック、SUP、ボートツアーの出発地として利用され、夕日の時間にも多くの人が集まります。

ネッズ・ビーチ

ネッズ・ビーチは、岸近くまで集まる魚を観察できる人気スポットです。

ビーチの専用販売機で魚用の餌を購入できます。パンや人間用の食べ物は魚の健康を害するため、与えないでください。

浅い場所でもサンゴや魚を見られますが、海況は日によって変わります。監視員のいないビーチなので、波と流れを確認してください。

名称ネッズ・ビーチ(Ned's Beach)
料金入場無料
設備トイレ、ピクニック設備、魚の餌販売機
特徴岸近くで魚を観察しやすい

オールド・セトルメント・ビーチ

島の北西側にある静かなビーチです。海草を食べに来るウミガメが見られることがあります。

ウミガメを追いかけたり、進行方向をふさいだりせず、十分な距離を保って観察してください。

ブリンキーズ・ビーチ

空港の東側にある外洋向きのビーチです。ラグーン側より波が立ちやすく、ボディサーフィンやサーフィンを楽しむ人に人気があります。

穏やかなラグーンと同じ感覚で入らず、海況が悪い日は泳がないでください。

ノース・ベイ

島の北側にあるノース・ベイは、道路から直接行くことができません。ボート、カヤック、または徒歩で訪れます。

透明度の高い海、芝生、バーベキュー設備があり、半日ゆっくり過ごすのに向いています。周辺にはOld GulchやMount Elizaへの散策路があります。

ロードハウ島のビーチには、常設のライフセーバーがいません。穏やかに見えても強い流れが発生するため、単独で遠くまで泳がないでください。

ハイキングと展望スポット

マウント・ガワー

標高875メートルのマウント・ガワーはロードハウ島の最高峰で、島を代表する本格的な登山です。

距離だけを見ると約10キロですが、急斜面、岩場、ロープを使う場所、長い上り下りがあり、所要時間は通常8~10時間です。

マウント・ガワーへの入山は、認可を受けたガイドの同行が必須です。個人では登れません。

ツアーの催行日は限られ、天候により延期されます。航空券と宿泊施設を予約したら、早い段階で登山日を確保してください。

名称マウント・ガワー(Mount Gower)
標高875メートル
所要時間約8~10時間
難易度非常に高い
ガイド認可ガイドの同行が必須
持ち物登山靴、十分な水、昼食、雨具、防寒着、帽子

マラバー・ヒルとキムズ・ルックアウト

島の北部を歩く代表的なコースです。ネッズ・ビーチ側から登り、マラバー・ヒルを経てキムズ・ルックアウトへ向かいます。

ラグーン、山、アドミラルティ諸島、北部の海岸線を見渡せます。マウント・ガワーほど難しくありませんが、急な場所と崖沿いがあるため、歩きやすい靴が必要です。

トランジット・ヒル

島の中央部にある比較的手軽な展望コースです。

森の中を登った先から、ラグーン、空港、南部の山々を見渡せます。短い滞在でも歩きやすく、初日の島の地形把握にも向いています。

リトル・アイランド

島の南西部を海岸に沿って歩く、比較的平坦な散策コースです。

バニヤンの森、ケンチャヤシ、マウント・ガワーとリドバード山の景色を楽しめます。3月から9月には、プロビデンス・ペトレルが山の周辺へ戻る姿を見られることがあります。

ゴート・ハウス・ケーブ

マウント・リドバードの斜面にある岩の張り出しを目指す上級者向けコースです。

マウント・ガワーと異なり個人で歩ける場合がありますが、急坂と岩場があり、十分な体力、登山靴、水、天候判断が必要です。

歩道の閉鎖や状態は変わるため、出発前にLord Howe Island Boardまたは宿泊施設で確認してください。

コース難易度特徴
トランジット・ヒル初級~中級短時間で島の中央部から景色を楽しめる。
リトル・アイランド初級海岸と森を歩く穏やかなコース。
マラバー・ヒル中級北部の海と島々を一望。
ゴート・ハウス・ケーブ上級急斜面と岩場。体力が必要。
マウント・ガワー最上級認可ガイド必須の終日登山。

保護区域へ入る前は、登山口の設備で靴底を洗浄・消毒してください。

ロードハウ島の海のアクティビティ

シュノーケリング

ロードハウ島の周辺には、温帯と熱帯の魚やサンゴが共存しています。

ネッズ・ビーチやラグーンでは岸からシュノーケリングできますが、潮、風、透明度は毎日変わります。初心者は宿泊施設や現地事業者に、その日の安全な場所を確認してください。

グラスボトムボート

泳がずにサンゴや魚を観察したい人には、ラグーンのグラスボトムボートが向いています。

ツアーによっては、ノース・ベイ上陸、シュノーケリング、自然解説が組み込まれます。海況で航路や時間が変わるため、滞在前半に予約すると振替しやすくなります。

ダイビング

ロードハウ島周辺には数多くのダイビングスポットがあり、サンゴ礁、洞窟、ドロップオフ、外洋の地形を楽しめます。

水温は夏に22~26℃程度、涼しい時期には18℃前後まで下がることがあります。季節に合ったウェットスーツが必要です。

ボールズ・ピラミッド

島の南東約23キロにあるボールズ・ピラミッドは、海面から551メートルそびえる世界最大級の海食柱です。

島からのボートツアー、釣り、上級者向けダイビングで訪れます。外洋を航行するため、風と波によって中止になることが少なくありません。

船酔いしやすい人は酔い止めを準備し、防寒着を持参してください。

釣り

近海ではキングフィッシュなどを狙うチャーターフィッシングが行われています。

海洋公園には釣り禁止のSanctuary Zoneや、方法が制限される区域があります。個人で釣る場合も、最新のゾーニングマップと規則を確認してください。

岩場からの釣りは、滑りやすい地形と突然の大波があり危険です。

カヤック・SUP

穏やかな日のラグーンは、カヤックやSUPに適しています。

ノース・ベイまで自力で向かう場合は、風向きと帰路の体力を考えます。午後に風が強くなる予報なら、午前中に利用してください。

海の予定は滞在前半へ

ボート、ダイビング、ボールズ・ピラミッドは海況で中止になります。到着翌日など早めに予約し、予備日を残すと参加できる可能性が高くなります。

そのほかの見どころ

ロードハウ島博物館

島の火山地形、開拓の歴史、海運、自然、生物保護について学べる施設です。

旅行の初日に訪れると、その後に見る地形、鳥、植物への理解が深まります。開館日と時間は季節や行事で変わるため、現地で確認してください。

バードウォッチング

ロードハウ島は海鳥の重要な繁殖地です。季節によって、プロビデンス・ペトレル、アカオネッタイチョウ、セグロアジサシなどを観察できます。

道路や芝生には飛べないロードハウ・ウッドヘンが現れることがあります。車や自転車では速度を落とし、鳥の進路をふさがないでください。

ロードハウ島ゴルフクラブ

南部の山々を背景にプレーできる9ホールのゴルフコースです。

競技日や貸しクラブの有無、利用料金は時期により変わるため、旅行前にクラブへ確認してください。

夕日と星空

ラグーン・ビーチ、ジェティ周辺、Flagstaff Lookoutは夕日を眺めやすい場所です。

街灯が少ないため、晴れた夜には星空が広がります。夜の道路には鳥や歩行者がいるので、自転車や車ではゆっくり移動してください。

ロードハウ島のホテル・宿泊施設

ロードハウ島には大型ホテルがなく、ロッジ、リトリート、コテージ、自炊型アパートメントが中心です。

宿泊施設は23軒程度で、認可されたベッド数は合計400床です。オンライン予約サイトに出ていない客室もあるため、公式サイトや専門旅行会社へ直接問い合わせると見つかる場合があります。

カペラ・ロッジ

島の南部、ラバーズ・ベイの上に建つ高級ロッジです。マウント・ガワーとマウント・リドバードを望み、食事、飲み物、空港送迎、自転車などを含む滞在型プランを提供しています。

客室数が少なく、季節休業もあるため、旅行日が決まったら早めに確認してください。

パインツリーズ・ロッジ

島の歴史ある宿泊施設の一つで、ラグーンに近い立地です。

朝食、昼食、アフタヌーンティー、夕食、空港送迎などを含むパッケージがあり、食事場所を毎日探さず、島での時間をゆっくり使いたい人に向いています。

アラジラ・リトリート

オールド・セトルメント・ビーチ近くのケンチャヤシとバニヤンの森に囲まれたリトリートです。

静かな環境、食事、スパを重視するカップルや記念旅行に向いています。

ミルキー・ウェイ

オールド・セトルメント・ビーチの近くにある自炊型宿泊施設です。

1~2ベッドルームの客室があり、家族、2組のカップル、長期滞在に利用しやすいタイプです。空港送迎や夜のレストラン送迎を提供しています。

自炊型アパートメント

食事なしのアパートメントは、外食と自炊を組み合わせたい人に向いています。

島では食料品の種類と在庫が本土より限られ、価格も高めです。特別食、離乳食、好みの調味料が必要な場合は、宿泊施設と航空会社の規則を確認したうえで持参します。

宿泊タイプ向いている人確認すること
高級ロッジハネムーン、記念旅行、食事重視食事・飲料・送迎・自転車の含有範囲。
食事付きロッジ移動と食事の手間を減らしたい人最低宿泊数、食事時間、アレルギー。
リトリート静かな滞在、スパ、カップル子どもの受入年齢、送迎。
自炊型家族、長期滞在、予算調整キッチン、食料品店までの距離。

宿泊料金は、食事込みか客室のみかで大きく違います。表示額だけで比較せず、空港送迎、自転車、シュノーケル器材、食事、ツアーなどを含めた総額で考えてください。

食事、レストラン、買い物

島内には、ロッジのレストラン、カフェ、クラブ、テイクアウェイ、自炊用の食料品店があります。

飲食店の席数は限られ、営業日も季節によって変わります。夕食は宿泊施設を通じて予約し、到着後に1週間分の営業予定を確認すると安心です。

一部の飲食店は宿泊客以外も利用できますが、送迎付き、事前予約制、コース料理のみなど条件があります。

島内の公共バーベキューは無料で利用でき、ネッズ・ビーチ、オールド・セトルメント、ノース・ベイなどに設置されています。先着順なので、利用後は清掃し、ごみを分別してください。

食物アレルギーと特別食

島は食材の輸送に時間がかかるため、重いアレルギー、グルテンフリー、ヴィーガン、宗教食などは予約時に宿泊施設へ伝えてください。

到着してから依頼すると、必要な食材を用意できないことがあります。

現金とカード

多くの宿泊施設や飲食店ではカードを利用できますが、通信障害に備えて少額の現金も持参すると安心です。

営業時間が短い店もあるため、飲料水、軽食、朝食などは早めに購入します。

ロードハウ島のモデル日程

3泊4日の基本プラン

おすすめの日程
1日目空港到着、宿泊施設の案内、自転車手配、ラグーン・ビーチ、夕日。
2日目グラスボトムボートまたはノース・ベイ、ネッズ・ビーチ、博物館。
3日目マラバー・ヒルまたはリトル・アイランド、シュノーケリング、夕食。
4日目朝の散策、空港へ移動、シドニーへ。

5泊6日の自然満喫プラン

おすすめの日程
1日目到着、島内案内、自転車、ラグーンの夕日。
2日目ラグーン・クルーズ、ノース・ベイ、シュノーケリング。
3日目マウント・ガワー登山、またはマラバー・ヒル。
4日目予備日。ダイビング、釣り、ボールズ・ピラミッド。
5日目リトル・アイランド、オールド・セトルメント・ビーチ、博物館。
6日目朝食後に空港へ移動、シドニーへ。

最も天候に左右されるマウント・ガワーや外洋ボートを滞在前半に置き、後半を予備日にすると予定を組み直しやすくなります。

服装、通信、医療、旅行上の注意

服装と持ち物

  • 歩きやすい靴または登山靴
  • 薄手の雨具
  • 夏でも羽織れる長袖
  • 帽子、日焼け止め、サングラス
  • 水着、ラッシュガード、マリンシューズ
  • 再利用できる水筒
  • 懐中電灯またはヘッドライト
  • 虫よけ
  • 常用薬と英文の薬情報

携帯電話とインターネット

通信環境は本土の都市ほど安定していません。宿泊施設のWi-Fiや携帯電話の対応状況を事前に確認してください。

航空券、保険証券、宿泊予約、緊急連絡先、地図は、オフラインでも見られるよう保存しておきます。

医療

島には医療施設がありますが、専門的な治療が必要な場合は本土へ搬送されます。

日本からの旅行者は通常オーストラリアのMedicareを利用できません。治療費と緊急搬送を十分に補償する海外旅行保険へ加入してください。

自然と安全

ハイキングでは水を多めに持ち、単独行動を避け、宿泊施設へ行き先を伝えます。

海では監視員がいないことを前提に行動し、風、潮、波を確認します。ドローンは空港周辺や航空機の進入経路などで制限があるため、Lord Howe Island BoardとCASAの規則を確認してください。

航空便、登山道、ボート、飲食店の営業は、天候や季節で変わります。旅行前と到着後の両方で最新情報を確認してください。

ロードハウ島に関するよくある質問(FAQ)

日本からロードハウ島へは、どのように行きますか?

日本からの直行便はありません。

シドニーまで国際線で移動し、シドニーから国内線でロードハウ島へ向かうのが一般的です。

シドニーからの飛行時間は約2時間です。

日本からの国際線と同日に乗り継ぐ場合は遅延やターミナル移動の危険があるため、シドニーで前泊すると安心です。

航空券とホテルは、どちらを先に予約しますか?

宿泊施設と航空便の空きを同時に確認し、ほぼ同時に予約してください。

ロードハウ島の宿泊者数は一度に400人までで、客室数が限られています。

航空券だけを先に購入すると、同じ日程で宿泊施設を確保できない場合があります。

繁忙期、学校休暇、クリスマス、イースターは特に早めの予約が必要です。

ロードハウ島には何泊必要ですか?

初めてなら最低3泊、できれば4~5泊がおすすめです。

2泊では自由に使える日が少なく、雨や風でツアーが中止になると振替できません。

マウント・ガワー登山、ダイビング、釣りを目的にする場合は、5泊以上あると予定を調整しやすくなります。

ロードハウ島のベストシーズンはいつですか?

海水浴とシュノーケリングを重視するなら10月から4月が適しています。

気候、海、ハイキングのバランスが良い時期としては3月から5月も人気です。

冬は静かで歩きやすい一方、雨、風、低い水温、宿泊施設の季節休業に注意してください。

島内ではレンタカーが必要ですか?

多くの旅行者は自転車で移動できるため、レンタカーは必須ではありません。

島は長さ約11キロで、主要道路の最高速度は25キロです。

高齢者、小さな子ども連れ、歩行が難しい人、荷物が多い人はレンタカーが便利です。

車と電動自転車は台数が限られるため、事前予約をおすすめします。

マウント・ガワーは個人で登れますか?

個人では登れません。

マウント・ガワーへの入山は、Lord Howe Island Boardから認可を受けたガイドの同行が必要です。

所要時間は約8~10時間で、急斜面、岩場、ロープを使う場所がある非常に難しい登山です。

催行日が限られ、天候で延期されるため、早めに予約してください。

ロードハウ島では一年中泳げますか?

一年中泳ぐことは可能ですが、冬は水温が下がります。

夏の水温はおよそ22~26℃、涼しい時期は18℃前後まで下がることがあります。

冬のシュノーケリングやダイビングでは、適切なウェットスーツを利用してください。

ビーチには常設の監視員がいないため、季節を問わず海況を確認する必要があります。

ロードハウ島旅行に海外旅行保険は必要ですか?

加入を強くおすすめします。

天候による航空便の欠航、島での延泊、国際線への乗り遅れ、登山や海でのけが、島外への医療搬送などが発生する可能性があります。

日本人旅行者は通常Medicareを利用できないため、治療費と搬送費も十分に補償される保険を選んでください。

まとめ

ロードハウ島は、世界自然遺産のサンゴ礁、火山地形、固有の動植物を、静かな環境の中で体験できる特別な島です。

旅行を成功させるポイントは、宿泊施設と航空券を同時に早めに予約すること、3泊以上の日程を取ること、天候による変更に備えて予備日と旅行保険を用意することです。

島内では自転車を中心に移動し、ラグーン、ネッズ・ビーチ、ノース・ベイ、ハイキング、ボートなどを、当日の天気と海況に合わせて組み合わせます。

マウント・ガワーやボールズ・ピラミッドを目的にする場合は、現地ツアーを早めに予約し、滞在前半へ予定を入れてください。

便利さを求める旅行先ではありませんが、時間を急がず、自然の変化に合わせて過ごすことが、ロードハウ島の最大の魅力です。

ロードハウ島に関する参考情報

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