【2026年版】オーストラリア旅行中に具合が悪くなった時の薬局ガイド|処方箋なしで買える薬・商品名・注意点

オーストラリア旅行中に、風邪をひいた、頭痛がする、発熱した、喉が痛い、胃腸の調子が悪い、転んで擦り傷ができた、虫に刺された、といった体調不良が起きることがあります。日本からの短期旅行では、慣れない気候、長時間フライト、時差、冷房、乾燥、食事、日差し、ツアー中の疲れなどが重なり、普段より体調を崩しやすくなることもあります。

オーストラリアでは、軽い症状であればpharmacy(薬局・ドラッグストア)、chemist(薬局)、supermarket(スーパー)などで、処方箋なしで購入できる薬や衛生用品があります。代表的な商品名としては、Panadol、Nurofen、Codral、Sudafed PE、Difflam、Strepsils、Hydralyte、Betadine、Dettol、Savlonなどを見かけることがあります。

ただし、同じブランドでも成分が違う商品があり、風邪薬にはparacetamol(パラセタモール)が含まれていることも多いため、重複服用に注意が必要です。また、持病がある方、妊娠中・授乳中の方、子ども、高齢者、他の薬を飲んでいる方、症状が重い方は、自己判断せず薬剤師や医師に相談してください。

本情報の注意事項

この記事では、日本からオーストラリアを訪れる旅行者向けに、現地の薬局で処方箋なしで買える代表的な薬・商品名、症状別の選び方、薬剤師への相談方法、緊急時の連絡先、旅行前の準備を分かりやすく解説します。

なお、本記事は一般的な旅行情報であり、診断・治療・服薬指示ではありません。薬の販売区分、在庫、成分、用法・用量、年齢制限、包装、価格、購入条件、法規制は変更される場合があります。実際に購入・服用する際は、必ず商品のラベル、Consumer Medicine Information、薬剤師、医師、オーストラリア政府・TGA・Healthdirect等の最新情報をご確認ください。

オーストラリアで具合が悪くなったらどうする?

旅行中の軽い頭痛、発熱、喉の痛み、鼻水、筋肉痛、擦り傷、虫刺されなどであれば、まずは薬局で薬剤師に相談するのが現実的です。オーストラリアの薬局では、処方箋薬だけでなく、処方箋なしで買える痛み止め、風邪薬、喉スプレー、消毒液、絆創膏、経口補水液、アレルギー薬などが販売されています。

一方で、強い胸痛、呼吸困難、意識障害、激しいアレルギー反応、重い脱水、激しい腹痛、血便、重い怪我、急な麻痺、ひどい発熱が続く場合などは、薬局で済ませようとせず、救急や医療機関へ行く必要があります。オーストラリアの緊急電話番号は000(Triple Zero)です。

日本からの旅行者は、Medicareを使えない場合が多いため、海外旅行保険の緊急連絡先、キャッシュレス提携病院、通訳サービス、保険証券番号をすぐ確認できるようにしておくと安心です。

状況旅行者向けの行動
軽い症状薬局で薬剤師に相談。症状、年齢、持病、服用中の薬を伝える。
風邪・発熱・痛みParacetamolやibuprofenなどを検討。総合感冒薬との重複に注意。
胃腸炎・脱水水分補給を優先。経口補水液、脱水症状、医療機関受診の目安を確認。
傷・虫刺され消毒液、絆創膏、かゆみ止めなどを薬局で相談。
重い症状薬局ではなく、000、救急外来、医療機関、海外旅行保険へ連絡。

「薬を買う前に薬剤師へ一言相談」が安全

オーストラリアの薬局では、薬剤師が症状や持病を聞いたうえで、市販薬でよいか、医師へ行くべきかを判断してくれることがあります。日本語の感覚で「市販薬だから安全」と考えず、特に複数の薬を買う時は、薬剤師に確認しましょう。

薬局で相談する時は、症状、いつから始まったか、熱の有無、アレルギー、持病、服用中の薬、妊娠・授乳の有無、年齢を伝えるとスムーズです。

オーストラリアの薬局・ドラッグストアの基本

オーストラリアでは、薬局はpharmacyまたはchemistと呼ばれます。街中ではChemist Warehouse、Priceline Pharmacy、TerryWhite Chemmart、Amcal、Blooms The Chemistなどのチェーン薬局を見かけます。ショッピングセンター内、駅周辺、空港、観光地近くにも店舗があります。

スーパーでも一部の痛み止めや絆創膏などは買えますが、旅行者におすすめなのは薬剤師がいる薬局です。特に風邪薬、子ども用薬、アレルギー薬、下痢止め、鼻づまり薬、持病がある方の薬選びでは、薬局で相談した方が安全です。

英語表記意味・旅行者向けポイント
Pharmacy / Chemist薬局。薬剤師に相談できる店舗。
Pharmacist薬剤師。薬の相談、飲み合わせ、受診目安などを聞けます。
Over-the-counter / OTC処方箋なしで買える薬。薬局・スーパー等で販売されます。
Prescription処方箋。抗生物質などは医師の処方が必要です。
Active ingredient有効成分。ブランド名より成分確認が重要です。

24時間営業の薬局は事前確認

都市部でも、すべての薬局が夜遅くまで開いているわけではありません。深夜や早朝に具合が悪くなった場合は、「24 hour pharmacy」「late night chemist」「nearest pharmacy」などで検索し、営業時間を確認しましょう。

薬局が閉まっている時間帯に症状が重い場合は、ホテルスタッフ、海外旅行保険、Healthdirect、救急外来などを利用します。

処方箋なしで買える薬と、薬剤師相談が必要な薬

オーストラリアのOTC medicinesは、処方箋なしで買える非処方薬です。ただし、すべてが自由に棚から取って買えるわけではありません。TGAは、OTC medicinesにはスーパーで買えるもの、薬局のみで買えるもの、薬剤師との相談が必要なものがあると案内しています。

つまり、旅行者が薬局で探して見つからない場合でも、商品がないとは限りません。鼻づまり薬や一部の強めの薬は、棚ではなくカウンターの後ろに置かれていることがあります。薬剤師に症状を伝えて、適切な商品があるか確認しましょう。

区分のイメージ旅行者向けの考え方
スーパーでも買える商品小容量の痛み止め、絆創膏、軽い衛生用品など。相談できないため成分確認が重要。
薬局の棚にある商品風邪薬、喉ケア、消毒液、経口補水液、アレルギー薬など。迷ったら薬剤師へ。
カウンター相談が必要な商品一部の鼻づまり薬、強めの薬、子ども用薬など。薬剤師が症状や持病を確認することがあります。
処方箋が必要な薬抗生物質、抗ウイルス薬、強い痛み止め、処方薬など。医師の診察が必要です。
購入時の注意パスポートや身分証提示を求められる場合があります。薬剤師の説明に従いましょう。

抗生物質は市販で買えないと考える

日本からの旅行者がよく誤解しやすいのが、喉の痛みや風邪で「抗生物質を買いたい」と考えるケースです。オーストラリアでは、抗生物質は通常、医師の診察と処方箋が必要です。

風邪の多くはウイルス性で、抗生物質が必要とは限りません。高熱が続く、息苦しい、強い喉の痛み、症状が悪化するなどの場合は、薬局で済ませず医療機関を受診しましょう。

症状別・まず確認したい商品カテゴリー

薬局ではブランド名が多く、棚も広いため、まずは症状別にカテゴリーを把握しておくと選びやすくなります。大切なのは、商品名よりも有効成分、対象年齢、持病との相性、他の薬との重複です。

以下は、日本からの旅行者が薬局で相談する時に使いやすい目安です。商品例はあくまで代表例であり、店舗在庫や成分は変わるため、必ずパッケージ表示を確認してください。

症状商品カテゴリー商品名の例
発熱・頭痛・筋肉痛解熱鎮痛薬Panadol、Panamax、Herron Paracetamol、Nurofen、Advil
風邪・鼻水・鼻づまり総合感冒薬、鼻スプレー、鼻洗浄、抗ヒスタミン薬Codral、Sudafed PE、FESS、Flo、Telfast、Zyrtec、Claratyne
喉の痛みトローチ、喉スプレー、うがい薬Strepsils、Difflam、Betadine Sore Throat Gargle
咳止め、去痰薬、胸の咳用シロップDuro-Tuss、Robitussin、Bisolvon、Benadryl系商品
下痢・脱水経口補水液、下痢止めHydralyte、Gastrolyte、Gastro-Stop
擦り傷・切り傷消毒液、軟膏、絆創膏Betadine、Dettol、Savlon、Elastoplast、Band-Aid

総合薬は便利だが、重複服用に注意

風邪薬や総合感冒薬には、paracetamol、鼻づまり成分、咳止め成分、眠気が出る抗ヒスタミン成分などが複数入っていることがあります。Panadolなどの解熱鎮痛薬と併用すると、paracetamolを重複して飲んでしまう危険があります。

「風邪薬+痛み止め」「夜用風邪薬+睡眠薬」「下痢止め+発熱・血便」などは注意が必要です。薬局では、今飲んでいる薬をスマートフォンで写真に撮って見せると相談しやすくなります。

痛み止め・解熱剤|Panadol・Nurofenなど

オーストラリアで最もよく見かける解熱鎮痛薬のひとつが、paracetamol(パラセタモール)です。日本ではアセトアミノフェンと呼ばれることもあります。代表的なブランド名はPanadolで、他にPanamax、Herron Paracetamol、薬局ブランドのParacetamolなどもあります。

もうひとつよく見かけるのが、ibuprofen(イブプロフェン)です。代表的なブランド名はNurofenやAdvilで、発熱、頭痛、筋肉痛、歯痛、喉の痛み、炎症を伴う痛みなどに使われることがあります。ただし、NSAIDsに分類され、胃潰瘍、腎臓病、心臓病、喘息、血液をサラサラにする薬、妊娠中などでは注意が必要です。

成分商品名の例注意点
ParacetamolPanadol、Panamax、Herron Paracetamol、Chemist's Own Paracetamolなど風邪薬にも含まれることが多い。重複服用と飲み過ぎに注意。
IbuprofenNurofen、Advil、薬局ブランドIbuprofenなど胃、腎臓、心臓、喘息、血液を薄くする薬、妊娠中は薬剤師へ相談。
AspirinDisprin、Aspirin系商品など胃や出血リスク、子ども、持病、他薬併用に注意。旅行者は薬剤師に相談。
子ども用Children's Panadol、Nurofen for Childrenなど年齢だけでなく体重で量が変わることがあります。必ず薬剤師へ確認。

Panadolと風邪薬の重複に注意

Paracetamolは、頭痛・発熱用の薬だけでなく、風邪薬や総合感冒薬にも含まれることがあります。TGAは、paracetamolは推奨量では多くの人に安全で有効な一方、高用量では肝臓に重い害を及ぼし死亡につながる場合があると注意喚起しています。

旅行中は疲れているため、「朝に風邪薬、昼にPanadol、夜に総合感冒薬」のように、知らないうちに同じ成分を重ねてしまうことがあります。箱の「Active ingredients」を必ず確認し、不明な場合は薬剤師に相談してください。

風邪・鼻づまり・総合感冒薬|Codral・Sudafed PEなど

オーストラリアの風邪薬コーナーでは、Codral、Sudafed PE、Demazin、Benadryl系商品、Vicks、FESS、Floなどを見かけることがあります。総合感冒薬は、発熱・痛み、鼻水、鼻づまり、咳、眠気などに関わる複数成分が入っていることが多いため、便利な一方で注意も必要です。

日本の総合感冒薬と同じ感覚で選ぶと、眠気が出る成分、血圧に影響する成分、paracetamolの重複、夜用成分などを見落とすことがあります。特にレンタカーを運転する方、ツアー中に眠気を避けたい方、高血圧・心臓病・前立腺肥大・緑内障などがある方は、薬剤師に相談してください。

商品・カテゴリー使われる場面注意点
Codral Cold & Flu系風邪・発熱・鼻症状・咳などをまとめてケアしたい時。Paracetamolを含む商品があるため、Panadolとの重複に注意。
Sudafed PE系鼻づまり・副鼻腔症状向けとして販売される商品。成分と効果、持病との相性を薬剤師に確認。眠気や運転にも注意。
Pseudoephedrine系鼻づまり向けに使われることがある成分。カウンター相談・身分証確認・販売条件がある場合があります。
FESS / Flo Saline生理食塩水スプレー・鼻洗浄。乾燥や鼻詰まりの補助に。薬ではなく鼻の洗浄・保湿目的。子ども用や使い方を確認。
Vicks VapoRubなど鼻・胸まわりの不快感に使われることがあります。年齢制限、塗る場所、目や粘膜への使用不可を確認。

風邪薬を選ぶ時は「症状を絞る」

鼻水だけ、喉だけ、咳だけ、発熱だけなど、症状が限定されている場合は、総合感冒薬よりも必要な成分だけの商品を選ぶ方が安全なことがあります。たとえば、発熱にはparacetamol、喉にはトローチやスプレー、鼻の乾燥には生理食塩水スプレーなどです。

「cold and flu」と書かれている商品でも、昼用・夜用、眠気の有無、paracetamolの有無、鼻づまり成分の種類が違います。箱の表だけでなく、裏面のActive ingredientsを確認してください。

喉の痛み・咳|Difflam・Strepsils・Duro-Tussなど

喉の痛みには、Strepsilsなどのトローチ、Difflamの喉スプレーやロゼンジ、Betadine Sore Throat Gargleなどを見かけます。乾燥、冷房、長時間フライト、ホテルの空調、ツアー中の疲れで喉が痛くなる旅行者も多いです。

咳には、Duro-Tuss、Robitussin、Bisolvon、Benadryl系商品などが販売されています。咳には乾いた咳、痰が絡む咳、夜に悪化する咳などがあり、商品が分かれています。咳が長引く、息苦しい、胸が痛い、発熱を伴う、喘息がある場合は、薬局だけで済ませないようにしましょう。

症状商品名の例旅行者向けポイント
喉の痛みDifflam、Strepsils、Betadine Sore Throat Gargleなど飲み込みづらい、発熱が強い、膿が見える場合は受診も検討。
乾いた咳Duro-Tuss Dry Cough系、Robitussin Dry Cough系など眠気が出る商品があるため運転前は注意。
痰が絡む咳Bisolvon、Duro-Tuss Chesty Cough系など水分補給も重要。咳が悪化する場合は医師へ。
鼻・喉の乾燥Saline spray、のど飴、水分補給などフライト後や乾燥した地域では、薬以外のケアも大切。

咳止めは「咳の種類」を伝える

薬剤師に相談する時は、「dry cough(乾いた咳)」「chesty cough(痰が絡む咳)」「sore throat(喉の痛み)」「fever(熱)」のように症状を具体的に伝えると、商品を選びやすくなります。

夜用の咳止めや風邪薬は眠気が出ることがあります。翌朝に早朝ツアー、長距離ドライブ、フライトがある場合は、薬剤師に「Will it make me drowsy?」と確認しましょう。

花粉症・アレルギー|Telfast・Zyrtec・Claratyneなど

オーストラリアでは、季節や地域によって花粉、草、ほこり、動物、強風、乾燥などでアレルギー症状が出ることがあります。特に春のメルボルンや内陸部、風の強い日、国立公園や牧場訪問では、くしゃみ、鼻水、目のかゆみが出る旅行者もいます。

薬局では、Telfast(fexofenadine)、Zyrtec(cetirizine)、Claratyne(loratadine)などの抗ヒスタミン薬を見かけます。眠気が少ないタイプとして販売されているものもありますが、人によって眠気が出ることがあります。

カテゴリー商品名の例注意点
抗ヒスタミン薬Telfast、Zyrtec、Claratyne、薬局ブランドAntihistamineなど眠気の有無、運転、飲酒、他薬との併用を確認。
点眼薬Allergy eye drops、lubricating eye dropsなどコンタクトレンズ使用時は対応可否を確認。
鼻スプレーAllergy nasal spray、saline sprayなどステロイド系は使い方を確認。即効性を期待しすぎない。
重いアレルギーEpiPenなどは処方・持参が前提になる場合があります。呼吸困難、顔や喉の腫れ、全身じんましんは救急対応。

アレルギー体質の方は日本から準備を

普段から花粉症や食物アレルギーがある方は、慣れた薬を日本から持参し、英語の診断書や薬の成分名を用意しておくと安心です。オーストラリアで同じ商品名が見つからない場合も、成分名が分かれば薬剤師が代替品を探しやすくなります。

食物アレルギーがある方は、薬局だけでなく、レストラン、ホテル、ツアー会社にも事前に伝えることが大切です。

胃腸の不調・下痢・吐き気|Hydralyte・Gastro-Stopなど

旅行中の胃腸トラブルでは、薬を飲む前に脱水を防ぐことが大切です。下痢や嘔吐では、体内の水分と電解質が失われやすいため、HydralyteやGastrolyteなどの経口補水系商品を薬局で相談できます。タブレット、粉末、液体、アイスポール型などを見かけることがあります。

下痢止めとしてはGastro-Stopなどのloperamide系商品を見かけます。ただし、発熱、血便、強い腹痛、食中毒が疑われる場合、子ども、高齢者、脱水がある場合は、自己判断で下痢を止めるより、医師や薬剤師に相談してください。

症状商品名の例注意点
脱水予防Hydralyte、Gastrolyte、oral rehydration solution少量ずつこまめに飲む。嘔吐が続く場合は医療機関へ。
下痢Gastro-Stop、loperamide系商品発熱・血便・強い腹痛・子どもには注意。薬剤師に相談。
吐き気Travel sickness tablets、anti-nausea medicinesなど眠気が出る商品あり。原因不明の嘔吐は受診も検討。
胃もたれ・胸やけAntacid、Gaviscon、Mylanta、Quick-Ezeなど他薬の吸収に影響する場合があるため服用間隔を確認。

水分を保てない時は薬局ではなく医療機関へ

Healthdirectは、胃腸炎では脱水を避けるために十分な水分を取ることが主な対応であり、頻繁な嘔吐・下痢、血便、発熱、脱水症状などがある場合は医師へ相談するよう案内しています。旅行中に尿が少ない、立つとめまいがする、強いだるさがある場合は、早めに医療機関や保険会社へ連絡しましょう。

特に子どもや高齢者は脱水が早く進むことがあります。小さな子どもに下痢止めや吐き気止めを使う前には、必ず医師または薬剤師に確認してください。

消毒液・擦り傷・切り傷|Betadine・Dettol・Savlonなど

旅行中に転んだ、靴擦れした、岩場やビーチで擦り傷ができた、虫刺されを掻き壊した、という時には、薬局で消毒液、絆創膏、ガーゼ、テープ、抗菌クリームなどを相談できます。

代表的な商品名として、Betadine Antiseptic Topical Solution、Betadine Antiseptic Ointment、Dettol Antiseptic Liquid、Savlon Antiseptic Cream、Elastoplast、Band-Aidなどがあります。小さな擦り傷は洗浄と保護が基本ですが、深い傷、動物に噛まれた傷、砂や汚れが取れない傷、赤み・腫れ・膿が広がる傷は医師に相談しましょう。

用途商品名の例注意点
消毒液Betadine Antiseptic Topical Solution、Dettol Antiseptic Liquidなど使い方や希釈の有無を確認。目・口・深い傷への使用に注意。
軟膏・クリームBetadine Ointment、Savlon Antiseptic Creamなどアレルギー、広範囲使用、感染が疑われる場合は相談。
絆創膏Band-Aid、Elastoplast、防水タイプ、靴擦れ用などビーチ、ハイキング、ツアー中は防水・大きめサイズが便利。
ガーゼ・包帯Sterile dressing、bandage、medical tapeなど出血が止まらない、深い傷は救急・医療機関へ。

海・山・アウトバックでは小さな救急セットが便利

グレートバリアリーフ、ビーチ、ブルーマウンテンズ、グレートオーシャンロード、ウルル、ハイキングツアーなどでは、薬局が近くにないこともあります。絆創膏、消毒ワイプ、靴擦れパッド、常備薬、経口補水タブレットを小さくまとめて持っておくと安心です。

サンゴ、岩、動物、虫、植物による傷やかぶれは、通常の擦り傷とは違う対応が必要な場合があります。ガイド付きツアーでは、まずガイドやスタッフに相談してください。

日焼け・虫刺され・かゆみの市販品

オーストラリアは紫外線が非常に強く、短時間でも日焼けしやすい国です。日焼け止めは薬局、スーパー、コンビニ、観光地の売店などで購入できます。旅行者はSPF50+の広域スペクトラムタイプを選び、こまめに塗り直すのが基本です。

虫刺されやかゆみには、Stingose、SOOV、虫刺され用ジェル、軽いかゆみ止めクリーム、抗ヒスタミン薬などを見かけます。かゆみが強い、腫れが広がる、呼吸が苦しい、発熱を伴う場合は、薬局だけでなく医療機関へ相談しましょう。

場面商品名の例旅行者向けポイント
日焼け予防Cancer Council sunscreen、Neutrogena、NIVEA Sun、薬局ブランドなどSPF50+、ウォーターレジスタント、顔用・体用を確認。
日焼け後Aloe vera gel、after sun lotionなど水ぶくれ、強い痛み、発熱を伴う場合は医師へ。
虫刺されStingose、SOOV Bite、itch relief creamなど目の周り、広範囲、強い腫れは薬剤師へ相談。
虫よけAerogard、Bushman、RIDなど成分、子ども使用、顔への使用、日焼け止めとの順番を確認。

かゆみ止めにも眠気が出るものがある

抗ヒスタミン薬の中には眠気が出るものがあります。虫刺されやアレルギーで薬を買う時、翌日にドライブやツアーがある場合は、薬剤師に眠気の有無を確認しましょう。

アウトバックや国立公園、キャンプ、ビーチでは、薬よりも予防が重要です。長袖、帽子、水分補給、日陰、虫よけ、靴の選択も体調管理の一部です。

子ども用の薬を買う時の注意点

子ども用の薬は、年齢だけでなく体重で用量が変わることがあります。Children's Panadol、Nurofen for Children、子ども用咳止め、アレルギー薬、経口補水液などを見かけますが、自己判断で大人用を減らして飲ませるのは避けましょう。

子どもの発熱、下痢、嘔吐、咳、発疹、耳の痛み、アレルギー症状は、年齢によって受診目安が変わります。特に乳児、持病がある子ども、ぐったりしている、呼吸が苦しそう、水分が取れない、尿が少ない、発疹が広がる場合は、薬局ではなく医療機関に相談してください。

確認項目ポイント
年齢・体重子ども用薬は体重で量が決まる場合があります。薬剤師へ伝える。
成分Paracetamol、ibuprofen、抗ヒスタミンなどの重複に注意。
形状液体、チュアブル、タブレットなど。子どもが飲める形を選ぶ。
計量付属のシリンジやカップを使う。スプーンで適当に量らない。
受診目安乳児、脱水、呼吸困難、発疹、強い痛み、ぐったりは早めに医療機関へ。

子どもの風邪薬・咳止めは特に相談を

子ども用の風邪薬や咳止めは、年齢制限や使用上の注意が細かく設定されています。日本で使っている薬と同じ感覚で選ばず、薬剤師に「How old is the child?」「How much do they weigh?」と聞かれたら正確に答えましょう。

子どもが持病薬を飲んでいる場合や、アレルギー歴がある場合は、薬の名前を英語または成分名で伝えられるようにしておくと安全です。

重複服用・飲み合わせで注意したいこと

旅行中の市販薬で最も注意したいのは、同じ成分を重ねて飲むことです。特にparacetamolは、Panadolなどの単独薬だけでなく、Codralなどの総合感冒薬にも含まれることがあります。TGAも、風邪薬など他の薬にparacetamolが含まれていないか確認し、二重服用を避けるよう案内しています。

Ibuprofenも、Nurofen、Advil、風邪薬、痛み止め、筋肉痛用商品などに含まれる場合があります。複数の商品を併用する前に、Active ingredientsを見て、同じ成分がないか確認してください。

注意したい組み合わせ理由
Panadol+総合感冒薬どちらにもparacetamolが入っている可能性があります。
Nurofen+Ibuprofen入り風邪薬Ibuprofenの重複服用になる可能性があります。
夜用風邪薬+アルコール眠気やふらつきが強くなる場合があります。
鼻づまり薬+高血圧・心臓病血圧や心拍に影響する成分がある場合があります。
下痢止め+発熱・血便原因によっては下痢を止めるべきでない場合があります。

箱を薬剤師に見せるのが一番早い

複数の薬を買う時は、今持っている薬の箱、写真、成分表を薬剤師に見せてください。「Can I take this together?」と聞くだけで、重複や飲み合わせを確認してもらいやすくなります。

日本から持参した薬がある場合は、商品名だけでなく有効成分名を英語で控えておくと、オーストラリアの薬剤師に伝わりやすくなります。

薬局ではなく医師・救急へ行くべき症状

薬局は便利ですが、すべての症状に対応できるわけではありません。強い症状、急な悪化、重いアレルギー、脱水、怪我、呼吸器症状、胸痛、意識障害などは、薬局ではなく医療機関や救急の対象です。

緊急時は000へ電話します。緊急ではないが判断に迷う場合は、Healthdirect(1800 022 222)や海外旅行保険の医療相談窓口、ホテルのフロント、現地ツアー会社へ相談する方法もあります。

症状行動
呼吸困難・胸痛・意識障害すぐに000。救急対応が必要です。
アナフィラキシー疑い喉や顔の腫れ、息苦しさ、全身じんましんは救急対応。
高熱が続く・悪化する薬で一時的に下げるだけでなく医師へ相談。
嘔吐・下痢で水分が取れない脱水の危険。医療機関や保険会社へ連絡。
血便・黒色便・激しい腹痛下痢止めで様子見せず医師へ。
深い傷・出血が止まらない救急外来、医療センター、ツアーガイドへ相談。
薬を飲みすぎた000またはPoisons Information Centre 13 11 26へ連絡。

海外旅行保険の連絡先を先に確認

日本からの旅行者は、医療費が高額になる場合があります。具合が悪くなってから保険証券を探すと時間がかかるため、出発前に保険会社の緊急連絡先、証券番号、キャッシュレス対応病院、通訳サービスをスマートフォンと紙の両方に控えておきましょう。

ツアー参加中に体調不良になった場合は、ガイドや催行会社にも早めに伝えてください。無理に参加を続けるより、早めの相談が安全です。

日本から持参する薬と現地購入の考え方

普段から使っている薬がある方は、日本から必要量を持参するのが基本です。TGAは、オーストラリアへ薬を持ち込む場合、本人または同行家族用であること、販売・譲渡しないこと、元の包装に入れておくこと、処方箋または医師の手紙を持つこと、3か月分を超えないことなどを案内しています。

市販薬でも、国によって成分の扱いが違うことがあります。日本で一般的な薬がオーストラリアで同じように買えるとは限りません。また、オーストラリアで買った薬を日本へ持ち帰る時も、日本側の持ち込みルールに注意してください。

持参すると安心なものポイント
普段使っている薬処方薬、市販薬とも、成分名・用量・英語説明を控える。
医師の英文レター持病や処方薬がある場合、空港・医療機関で役立つことがあります。
常備薬頭痛薬、胃薬、アレルギー薬など、普段合うものを少量。
小さな救急セット絆創膏、消毒ワイプ、靴擦れパッド、経口補水タブレットなど。
海外旅行保険情報緊急連絡先、証券番号、キャッシュレス病院情報を保存。

薬は元の包装のまま、成分名を控える

薬をピルケースに入れ替えると便利ですが、空港や医療機関で何の薬か分かりにくくなります。少なくとも処方薬や重要な薬は、元の箱・ラベル・説明書が分かる形で持参しましょう。

日本の商品名だけではオーストラリアの薬剤師に伝わらないことがあります。たとえば、アセトアミノフェンはparacetamol、イブプロフェンはibuprofenのように、英語の成分名をメモしておくと便利です。

薬局で使える英語表現

薬局では、難しい英語を話す必要はありません。症状、いつから、熱があるか、持病、薬のアレルギー、運転予定、妊娠・授乳の有無を簡単に伝えられれば、薬剤師が質問してくれます。

英語表現意味・使い方
I have a fever.熱があります。
I have a headache / sore throat / runny nose.頭痛/喉の痛み/鼻水があります。
I have a dry cough / chesty cough.乾いた咳/痰が絡む咳があります。
I have diarrhoea and vomiting.下痢と嘔吐があります。
Do I need to see a doctor?医師に診てもらう必要がありますか?
Can I take this with paracetamol?これはパラセタモールと一緒に飲めますか?
Does this contain paracetamol?これはパラセタモールを含んでいますか?
Will it make me drowsy?眠くなりますか?
I am taking this medicine.この薬を飲んでいます。
I have an allergy to...…にアレルギーがあります。
I am pregnant / breastfeeding.妊娠中/授乳中です。
How often should I take it?どのくらいの間隔で飲めばよいですか?

薬剤師には遠慮せず相談する

オーストラリアの薬剤師は、症状を聞いて市販薬を提案したり、医師へ行くべきかを助言したりしてくれます。分からないまま複数の商品を買うより、箱を持って「Which one is better for my symptoms?」と聞く方が安全です。

英語が不安な場合は、スマートフォンの翻訳アプリで症状を書いて見せても問題ありません。発熱、嘔吐、下痢、アレルギー、持病、薬の名前は、メモで見せると誤解を減らせます。

旅行前チェックリスト

最後に、日本からオーストラリア旅行へ出発する前に確認したい薬・体調管理のチェックリストをまとめます。

確認項目確認
普段使っている薬を旅行日数分+予備で用意した
処方薬は元の包装、処方箋、医師の英文レターを準備した
薬の英語成分名(paracetamol、ibuprofenなど)を控えた
海外旅行保険の緊急連絡先、証券番号、通訳サービスを保存した
滞在先近くのpharmacy / chemistを確認した
000、Healthdirect 1800 022 222、Poisons 13 11 26を控えた
子ども用薬は年齢・体重を薬剤師に伝える準備をした
風邪薬とPanadolの重複服用に注意することを理解した
運転前に眠気が出る薬か確認する意識を持った
症状が重い場合は薬局ではなく医療機関へ行くことを確認した

まとめ:オーストラリアの市販薬は「成分確認」と「薬剤師相談」が大切

オーストラリア旅行中に具合が悪くなった場合、軽い発熱、頭痛、喉の痛み、鼻水、咳、胃腸の不調、擦り傷、虫刺されなどであれば、薬局で処方箋なしの商品を購入できることがあります。Panadol、Nurofen、Codral、Sudafed PE、Difflam、Strepsils、Hydralyte、Betadine、Dettol、Savlonなどは、旅行者が薬局で見かけやすい代表的な商品名です。

一方で、日本からの旅行者にとって大切なのは、ブランド名だけで選ばず、Active ingredients(有効成分)、対象年齢、眠気、持病、他薬との飲み合わせ、重複服用を確認することです。特にparacetamolは風邪薬にも含まれることがあり、飲み過ぎると危険です。

症状が軽くても、持病がある方、妊娠中・授乳中の方、子ども、高齢者、他の薬を飲んでいる方は、薬剤師に相談しましょう。症状が重い、悪化する、判断に迷う場合は、薬局ではなく医療機関、Healthdirect、海外旅行保険、救急へ連絡してください。

覚えておきたいことポイント
薬局の呼び方Pharmacy / Chemist。薬剤師はPharmacist。
痛み止め・解熱剤Panadolはparacetamol、Nurofenはibuprofenが代表例。
風邪薬Codralなどの総合感冒薬は成分重複に注意。
胃腸トラブルHydralyteなどで水分補給。脱水や血便、強い腹痛は受診。
傷・消毒Betadine、Dettol、Savlon、Band-Aidなどを薬局で相談。
緊急時000、Healthdirect 1800 022 222、Poisons 13 11 26を控える。

オーストラリアの薬局は、旅行中の心強い味方です。無理に自己判断せず、薬剤師に相談しながら、必要な薬や衛生用品を安全に選びましょう。

出発前には、普段使っている薬、英文メモ、保険情報、緊急連絡先を準備し、現地では体調を最優先にして、無理のないオーストラリア旅行をお楽しみください。

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