オーストラリアの葬儀に参列するには?服装・香典・花・当日の流れとマナー
オーストラリアで葬儀に参列することになった時、日本の葬儀と同じつもりで準備すると、服装や香典、花の贈り方などで迷うことがあります。
黒い服は今でも無難ですが、「全身黒でなければ失礼」という決まりはありません。故人らしさを大切にして「明るい色で来てください」「お気に入りのフットボールチームの色を身につけてください」と家族から案内される葬儀もあります。
また、日本の香典にそのまま当たる全国共通の習慣はなく、現金を受付で渡すことが一般的というわけでもありません。花を送る、カードを渡す、故人にゆかりのある慈善団体へ寄付するなど、家族の希望に合わせるのが基本です。Funeral Noticeに“In lieu of flowers”とあれば、「花の代わりに寄付をお願いします」という意味です。
オーストラリアは移民の多い国なので、キリスト教式、無宗教のCelebration of Life、仏教・ヒンドゥー・イスラム・ユダヤ教の葬儀、先住民コミュニティーの儀礼など形式はさまざまです。最優先すべきなのは「オーストラリアでは普通こうする」という一般論より、遺族とFuneral Noticeに書かれた希望です。
この記事では、日本からオーストラリアの葬儀へ参列する人と在豪邦人向けに、Funeral Noticeの読み方、服装、香典に相当するもの、花と寄付、Funeral・Memorial Service・Wake・Viewingの違い、当日の流れ、写真・SNS、子供連れ、日本から急きょ渡航する場合の準備までまとめて紹介します。
- 日本の葬儀との大きな違い
- Funeral Noticeの読み方
- Private Funeralなら招待なしで行かない
- Funeral・Memorial Service・Wakeの違い
- 葬儀の服装・Dress Code
- 女性の服装と注意点
- 男性の服装と注意点
- 宗教・文化によって服装も変わる
- お悔やみの言葉・カード
- 花は送ってよい?
- “In lieu of flowers”と寄付
- 香典・現金は必要?
- 何分前に到着する?席はどこ?
- Funeral Serviceの流れ
- Wake・Gathering after the Service
- Viewing・Visitationとは?
- 写真・スマホ・SNSのマナー
- 子供を連れて行ってもよい?
- 日本から参列する場合の準備
- オーストラリアの葬儀参列に関するFAQ
日本の葬儀との大きな違い
オーストラリアの葬儀には、日本の通夜・告別式のような全国共通の進行があるわけではありません。宗教、家族の希望、故人の生前の希望によってかなり自由に組み立てられます。
| 項目 | 日本でよくある形 | オーストラリアでよくある形 |
|---|---|---|
| 服装 | 黒の喪服が基本 | 黒・濃色が無難だが、家族指定の色もあり |
| 香典 | 香典袋に現金 | 現金は必須ではない。カード・花・寄付など |
| 通夜 | 通夜を行うことが多い | ViewingやVisitationを行う場合があるが必須ではない |
| 葬儀 | 宗教儀礼の型が比較的明確 | 宗教式から無宗教のCelebration of Lifeまで幅広い |
| 火葬・埋葬 | 火葬が中心 | CremationまたはBurial |
| 葬儀後 | 精進落としなど | Wake、Refreshments、Gatheringなど |
| 写真 | 葬儀中の撮影は控えることが多い | 家族の方針次第。無断撮影は避ける |
オーストラリア政府は、葬儀を行うこと自体は法律上必須ではないと案内しています。家族はViewing、Funeral Service、Burial/Cremation Ceremonyなどを組み合わせることができ、サービスを行わない選択もあります。
Funeral Noticeの読み方
まず確認したいのがFuneral Notice、Death Notice、Funeral Announcementです。新聞だけでなく、葬儀社のウェブサイトや家族・友人のSNSで案内されることもあります。
日時と会場
Funeral Home、Church、Chapel、Cemetery、Crematoriumなど、会場を正確に確認します。同じ施設内でもChapel名が複数あることがあります。
Private Funeral / By Invitation
家族・招待者のみの葬儀という意味です。故人を知っていても、一般参列を受け付けていない場合は行かないのが基本です。
Livestream
遠方の親族向けにオンライン中継のリンクが掲載されることがあります。日本から渡航できない場合にも利用できます。
In lieu of flowers
「花の代わりに」という意味で、その後に慈善団体や医療研究機関への寄付先が案内されます。
Dress request
“Please wear bright colours”“Wear a touch of blue”など、服装について故人らしいお願いが書かれることがあります。
Private Funeralなら招待なしで行かない
一般公開のFuneral Noticeが出ている葬儀は、故人の友人、同僚、知人が参列してよい場合が多い一方、Private Funeralと書かれている場合は別です。
「故人と親しかったから」は理由にならない
Privateと明記されている場合は、遺族が小規模な式を希望しています。個別に招待されていなければ、参列せずカードや花、寄付など別の形で弔意を伝えます。
Memorial Serviceだけ後日行う場合も
家族だけで葬儀・火葬を行い、数週間後に友人・知人を広く招いたMemorial ServiceやCelebration of Lifeを行うこともあります。
迷ったら遺族本人より周囲へ確認
直前の遺族へ細かな質問を集中させず、共通の友人、葬儀社、案内に記載された連絡先などへ確認する方が負担を減らせます。
Funeral・Memorial Service・Wakeの違い
日本人には似た言葉に見えますが、意味は少しずつ違います。
Funeral Service
故人を送る正式なサービスで、棺が置かれ、火葬・埋葬と関係して行われることが一般的です。Funeral Home、教会、墓地、CrematoriumのChapelなどで行われます。
Memorial Service
故人を偲ぶ会で、遺体や棺を伴わずに行うことができます。NSW Governmentも、Memorial ServiceはBurialやCremationを伴わず、場所も比較的自由だと案内しています。
Celebration of Life
故人の人生を「祝う・偲ぶ」ことに重点を置いた会。明るい音楽、写真、思い出話などを中心に、伝統的なFuneralよりカジュアルな雰囲気になることがあります。
Wake
葬儀やMemorial Serviceの後に行う集まりです。飲み物や軽食を取りながら、家族・友人が故人の思い出を語ります。Pub、Club、家族の自宅、会場のFunction Roomなど場所はさまざまです。
葬儀の服装・Dress Code
特別な案内がなければ、きちんとした控えめな服装を選べば大きく外しません。黒は今でも安全な選択ですが、必須ではありません。
| 場面 | 男性の目安 | 女性の目安 |
|---|---|---|
| 一般的なFuneral | 黒・ネイビー・チャコールのスーツやジャケット | 黒・濃色のワンピース、パンツ、スカートなど |
| 教会・宗教式 | 控えめなスーツ、襟付きシャツ | 露出を抑えた落ち着いた服装 |
| Celebration of Life | 案内に合わせたSmart Casualもあり | 家族指定の色・明るい服装の場合も |
| 屋外・墓地 | 天候に合う上着と歩きやすい靴 | 芝生・砂利を考えた靴が実用的 |
一番大切なのはFuneral Noticeや家族の希望です。「No black」「Bright colours」「Wear something red」など指定がある場合は、それに従うことが故人への敬意になります。
女性の服装と注意点
黒でなくても失礼ではない
黒、濃紺、グレーなど落ち着いた色が無難ですが、完全な黒一色である必要はありません。派手な柄、強いラメ、非常に華美なアクセサリーなどは、指定がない限り控えめにします。
教会では露出を抑える
肩や胸元が大きく開く服の場合は、ジャケット、カーディガン、ショールなどを持参すると安心です。
靴は会場を考える
CemeteryやMemorial Parkでは芝生、砂利、坂道を歩くことがあります。細いピンヒールより、安定したヒールやフラットシューズの方が実用的です。
帽子は必須ではない
伝統的な宗教式や家族文化によって帽子を着用する場合もありますが、一般的なオーストラリアの葬儀で女性全員が帽子をかぶる必要はありません。
男性の服装と注意点
黒スーツでなくてもよい
黒が最も無難ですが、ダークネイビーやチャコールのスーツでも問題ありません。在豪邦人なら普段のビジネススーツを落ち着いた組み合わせにして参列できます。
ネクタイは黒が無難だが必須とは限らない
伝統的なFuneralなら黒や濃色のネクタイが合わせやすいですが、Celebration of Lifeやカジュアルなサービスではノーネクタイの場合もあります。
白いシャツは普通に使える
日本と同じく白いシャツは使いやすい選択です。強い柄物や非常に鮮やかなシャツは、家族から特別な指定がない限り避けます。
屋外ではコートも準備
墓地でのBurial Serviceは屋外で行われます。メルボルン、キャンベラ、タスマニアなど冬の葬儀では、黒や濃色のコートがあると安心です。
宗教・文化によって服装も変わる
オーストラリアでは多文化社会らしく、葬儀の習慣も家庭ごとに大きく異なります。
キリスト教
教会やChapelで聖書朗読、祈り、賛美歌などを行うことがあります。カトリックではFuneral Massになる場合もあります。
仏教・アジア系の葬儀
焼香、読経、白い服を使う文化など、日本人に比較的なじみのある要素が含まれることがあります。ただし国や宗派によって習慣は大きく違います。
イスラム・ユダヤ教など
埋葬時期や儀礼、男女の服装、花の扱いなどに宗教上の慣習があります。自分の判断で日本式の花や香典を持参せず、案内や家族の希望を確認してください。
先住民コミュニティー
Aboriginal and Torres Strait Islander peoplesには地域やコミュニティーごとに独自のSorry Businessや喪の慣習があります。写真、故人の名前や画像の使用などについて特別な配慮が必要な場合があります。
お悔やみの言葉・カード
遺族へ何と声を掛けるか悩みますが、長い言葉は必要ありません。
短く素直な言葉で十分
“I’m so sorry for your loss.”、“My condolences.”、“Thinking of you and your family.”など、短い言葉で十分です。
故人との関係を一言伝える
遺族と面識がない場合は、“I worked with John for ten years.”のように、自分が誰でどう故人を知っているかを簡単に伝えると分かりやすくなります。
長い思い出話はWakeで
式の直前は遺族が多くの人へ挨拶しています。思い出を詳しく話すなら、サービス後のWakeや後日にする方が自然です。
Sympathy Card
葬儀に行けない場合も、カードや手紙で弔意を伝えられます。日本からなら日本語と英語を併記しても構いません。
花は送ってよい?
花はオーストラリアでも伝統的なお悔やみの方法です。ただし、まずFuneral Noticeを確認してください。
家族の自宅へ送る
Sympathy Flowersとして、家族へ直接花を送ることができます。花瓶を用意しなくてよいアレンジメントは受け取り側の負担が少なくなります。
Funeral Home・会場へ送る
葬儀社へ故人名、サービス日時を伝えて手配すると、会場へ飾ってもらえる場合があります。締切時間を花屋へ確認してください。
宗教によって花が適さないことも
宗教・文化によっては花を贈らない慣習があります。迷う場合は葬儀社または共通の知人へ確認するのが安全です。
“In lieu of flowers”と寄付
Funeral Noticeで非常によく見る表現が“In lieu of flowers, donations to …”です。
意味は「花の代わりに寄付を」
故人がお世話になった病院、Cancer Council、Heart Foundation、Red Cross、動物保護団体など、故人に縁のある団体が指定されることがあります。
指定があれば花より寄付を優先
家族が明確に寄付を希望している場合は、その希望に従うのが最も自然です。
オンライン寄付も一般的
Funeral Noticeから寄付ページへリンクされていることがあります。日本からでもクレジットカードで寄付できる場合があります。
金額を他人に見せる必要はない
寄付額に決まった相場はありません。故人との関係と自分の予算で無理のない金額を選びます。
香典・現金は必要?
日本人が最も迷う部分ですが、日本式の香典はオーストラリア一般の葬儀では必須ではありません。
受付で香典袋を渡す習慣は一般的ではない
日本のように受付で名前を書き、全員が現金を渡す仕組みは通常ありません。
現金を渡す場合は家族文化を確認
日系、アジア系など香典文化のある家族なら、現金を受け取る場合があります。その場合は家族や共通の知人の案内に従います。
代わりにカード・花・寄付
一般的な豪州式なら、Sympathy Card、花、指定された慈善団体への寄付などの方が自然です。
日本から渡航している場合
航空券を負担して参列しているからといって金銭を贈ってはいけないわけではありませんが、現金の額で弔意を測る文化ではありません。無理に日本式の金額相場を当てはめる必要はありません。
何分前に到着する?席はどこ?
葬儀には開始15~20分前を目安に到着すると安心です。大規模なサービスなら、さらに早めでも構いません。
遅刻はできるだけ避ける
Chapelの扉が閉まり、入場のタイミングを待つことになる場合があります。駐車場や施設内の移動時間も見込んでください。
前方は家族席の場合が多い
明確な指定がなければ、親族や非常に親しい友人は前方、同僚・知人は中央から後方へ座ると自然です。案内係がいればその指示に従います。
葬列・Cortegeがある場合
サービス後に墓地へ移動する葬儀では、車で葬列について行く場合があります。自分も参加するのか事前に確認します。
記帳がある場合
Guest BookやMemorial Bookが入口に置かれていることがあります。名前を記入しますが、日本式の受付が必ずあるわけではありません。
Funeral Serviceの流れ
宗教や家族によって異なりますが、一般的なFuneral Serviceは次のように進むことがあります。
入場・音楽
家族の入場や棺の搬入に合わせ、故人が好きだった曲や宗教音楽が流れます。
Welcome・Opening Words
Celebrant、Minister、Priest、Funeral Directorなどが式を始めます。
Eulogy
故人の人生、人柄、思い出を語る弔辞です。家族や友人が複数人話すこともあります。
Readings・Music・Tributes
詩、聖書、手紙、写真スライド、ビデオ、音楽などを組み合わせます。
Committal
火葬・埋葬へ故人を送り出す区切りです。CrematoriumのChapelでは棺がカーテンの向こうへ移動するなど、施設によって演出は異なります。
退場
家族が先に退出し、その後ゲストが続く場合があります。スタッフの案内に従えば問題ありません。
Wake・Gathering after the Service
葬儀後のWakeは、故人の思い出を共有する時間です。日本語の「通夜」と同じものではありません。
葬儀後に行うことが多い
Funeral Serviceの後、別室、Pub、Club、Restaurant、家族宅などへ移動し、軽食や飲み物を囲みます。
参加は案内を確認
参列者全員が招かれる場合もあれば、家族・親しい友人だけの場合もあります。Funeral Noticeや当日の案内を確認します。
思い出を話す場所
式前より時間に余裕があるので、遺族へ故人との思い出を伝えるならWakeが向いています。
長居しなくても失礼ではない
短時間顔を出し、家族へ挨拶して帰る形でも問題ありません。特に遺族とそれほど親しくない場合は無理に最後まで残る必要はありません。
Viewing・Visitationとは?
Viewingは、葬儀の前などに棺に安置された故人と対面し、お別れをする時間です。Visitation、Reflection Timeなどと呼ばれることもあります。
必ず参加するものではない
Viewingを行わない家族もいますし、行う場合でも故人を見るかどうかは個人の選択です。慣れていないから辞退しても失礼ではありません。
Open Coffinの場合もある
棺を開けた状態で故人と対面する場合があります。日本の葬儀と雰囲気が違うこともあるので、心の準備が必要なら事前に家族や葬儀社へ確認できます。
家族だけのViewingもある
一般参列者には案内せず、近親者だけで行うこともあります。招待されていないViewingへ参加を求める必要はありません。
写真・スマホ・SNSのマナー
サービス中の撮影は原則控える
明確に撮影が許可されていなければ、棺、遺族、Eulogyなどをスマートフォンで撮影しない方が安全です。
スライドや祭壇も勝手に投稿しない
会場のMemory Tableや写真展示は、参列者がSNSへ公開するためのものとは限りません。
訃報を家族より先にSNSへ出さない
遠方の親族へまだ連絡が届いていない可能性があります。家族が公表する前に死亡情報をSNSへ投稿するのは避けます。
Livestreamの録画・共有も確認
パスワード付き中継を無断で録画し、リンクや映像をSNSへ転載しないでください。
子供を連れて行ってもよい?
子供の参列に一律のルールはありません。家族関係、子供の年齢、故人との関係、式の性格で判断します。
家族葬・Private Serviceなら確認
人数を絞っている葬儀では、子供を含めた人数を事前に確認した方がよい場合があります。
子供へ事前に説明する
棺、泣いている大人、宗教儀礼など、普段と違う場面が多くあります。何が起こるか年齢に合わせて説明しておきます。
泣いたり騒いだら一度外へ
乳幼児が声を上げた場合は、静かに席を外せる場所を選んで座ると安心です。
故人との関係が深ければ参列に意味も
「葬儀だから子供は禁止」という考え方ではありません。家族の意向を尊重しながら判断します。
日本から参列する場合の準備
訃報を受けて急きょオーストラリアへ渡航する場合、通常の旅行より準備期間が短くなります。
葬儀日時が確定してから航空券を取る
死亡直後に日程が決まらないこともあります。Funeral Director、宗教施設、火葬場・墓地などの空き状況で日が決まるため、家族から正式な日時を確認してください。
前日までの到着が安心
国際線の遅延・欠航を考えると、大切な葬儀なら可能な限り前日までに到着する日程が安心です。
喪服は機内持ち込みも検討
預け荷物が遅延すると代替品を探す時間がありません。スーツ、ワンピース、靴など最低限の服装を手荷物へ分けておく方法があります。
会場とCemeteryの住所を両方確認
Funeral ServiceとBurialが別会場の場合があります。移動用の車が必要か、家族が車を手配しているか確認してください。
Livestreamも選択肢
時間的・健康上の理由で渡航できない場合、葬儀社がLivestreamを用意していることがあります。参列できなくても、カードや寄付、後日の連絡で弔意を伝えることができます。
日本人が特に気をつけたいポイント
日本の葬儀に慣れている人ほど、「日本では当然だから」と準備したものが、オーストラリアでは必ずしも必要ではないことがあります。
香典を全員が渡すわけではない
一般的な豪州式の葬儀では、日本式の香典受付は通常ありません。現金を持参する前に、その家族の文化や案内を確認してください。
黒一色でなくてもよい
黒は安全ですが、濃紺やグレーでも失礼ではありません。家族から明るい色を指定されたら、その希望を優先します。
「ご愁傷さまです」を直訳しなくてよい
英語では“I’m so sorry for your loss.”程度の短い言葉が自然です。何か気の利いたことを言おうとしなくて構いません。
Wakeは日本の通夜ではない
多くの場合、葬儀後に食事や飲み物を取りながら故人を偲ぶ集まりを指します。
文化・宗教の違いを最優先
オーストラリアは多文化社会です。日本式、英国系、カトリック、ギリシャ正教、イスラム、ヒンドゥー、仏教などで習慣は異なります。Funeral Noticeと遺族の案内が最も確実です。
オーストラリアの葬儀へ初めて参列するなら:まずFuneral Noticeで、日時・会場、Privateかどうか、服装指定、花の可否、寄付先、Livestream、Wakeの有無を確認してください。黒い服と現金の香典を自動的に用意するより、「遺族がどのようなお別れを望んでいるか」に合わせることが一番大切です。
オーストラリアの葬儀参列に関するよくある質問(FAQ)
一般的な豪州式の葬儀には、日本の香典のような全国共通の金額相場はありません。現金自体が必要ないことも多く、花、Sympathy Card、慈善団体への寄付などで弔意を示します。日系・アジア系など現金を渡す文化の家族では、その家族の案内に従ってください。
黒は無難ですが必須ではありません。濃紺、グレーなど落ち着いた色でも一般的です。故人を偲んで明るい色や特定の色を着るよう家族から希望が出ることもあります。
花は一般的なお悔やみの方法ですが、Funeral Noticeを先に確認してください。“In lieu of flowers”と書かれていれば、花の代わりに指定された慈善団体へ寄付するのが家族の希望です。
個別に招待されていなければ、参列しないのが基本です。Private Funeralは家族が参列者を限定して行う意思表示です。カード、花、寄付、後日のMemorial Serviceなど別の方法で弔意を伝えます。
同じものではありません。オーストラリアでWakeは、Funeral Serviceの後に家族や友人が集まり、軽食や飲み物を囲みながら故人の思い出を語る集まりを指すことが多いです。
いいえ。Viewingは故人と対面する時間ですが、行わない葬儀もありますし、参加するかどうかも個人の選択です。慣れていない、精神的に難しいという理由で辞退しても失礼ではありません。
15~20分前を目安にすると安心です。大規模な葬儀、駐車場が混雑する施設、墓地内のChapelなどではさらに余裕を持ってください。
家族から明確な許可がない限り、サービス中の無断撮影は控えるのが安全です。特に棺、遺族、Viewing、Eulogyの撮影やSNS投稿は慎重にしてください。
Sympathy Cardや花を送る、指定された団体へ寄付する、遺族へ短いメッセージを送るなどの方法があります。Livestreamが用意されていれば日本から視聴することもできます。
一律に禁止されてはいません。Private Serviceかどうか、子供と故人の関係、年齢などを考えて判断します。迷う場合は家族または葬儀社へ確認してください。
オーストラリアの葬儀に関する参考情報
- What to do when someone dies:Services Australia
- Planning for a funeral:Services Australia
- Different types of funeral and memorial services:NSW Government
- Funeral etiquette:Southern Metropolitan Cemeteries Trust
- What to wear to a funeral in Australia:Southern Metropolitan Cemeteries Trust
- Memorial donations:Australian Red Cross
まとめ:日本の喪服・香典より、遺族の希望を優先
オーストラリアの葬儀は、日本ほど全国共通の型が決まっていません。伝統的な教会葬もあれば、CrematoriumのChapel、ビーチや公園でのMemorial Service、故人の好きだった音楽と写真を中心にしたCelebration of Lifeもあります。
服装は黒や濃色が無難ですが、必ず黒でなければならないわけではありません。反対に「明るい色を着てほしい」と家族が希望することもあります。現金の香典も一般的な必須マナーではなく、カード、花、寄付など家族の希望に合わせます。
日本から参列する場合にまず確認したいのは、Funeral Noticeです。Private Funeralか、花を受け付けているか、寄付先が指定されているか、Livestreamがあるか、Wakeへ招かれているかまで分かることがあります。
葬儀で最も大切なのは、完璧な英語や細かなマナーではありません。時間どおりに到着し、静かに故人を偲び、遺族の希望を尊重する。それができれば、オーストラリアの葬儀でも十分に気持ちは伝わります。
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